諸行無常日記

元京大生の社会人が書きたいことを適当に書いていきます。

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【GW満喫】薫風の道央観光紀 #2【後編】

こんにちは。TsutayaPです。

GW後半を生かして北海道の真ん中あたりに行ってきましたので、いつものように記事にしていきたいと思います。

2泊3日の旅行ですが、前編では1日目〜2日目午前についてまとめましたので、後編では2日目午後〜3日目についてまとめていきたいと思います。

前編はこちら。

www.tsutaya-p.com

 

目次

 

前日譚

中高の同級生である悪い知人*1によって、新千歳国際空港に午前10時現地集合という謎の旅程を組まれてしまった私。

その後は1時間並んで有名店のアイスを食べる、車をめちゃくそ走らせてワインの城へ行く、早朝4時起きタウシュベツツアーに行くなど「北海道の洗礼」を浴びる旅程を堪能。

旅行の半分地点にしてかなり力を使ってきましたが、後半はどうなるのか。*2

 

観光スポット

ばんえい競馬

今回の旅行で行くと、タウシュベツに次いで目玉となる場所です。

帯広のど真ん中にある競馬場です。通常の競馬とは違って、競走馬が反りをひきながら競うという形式のもので、世界中で見てもここでしか行われていないらしいです。*3

こちらが(恐らく)実際のレースでひかれているソリ。

馬がひくといってもかなりしっかりしていて、そして重そうに見えます。

競馬場の中に入るのに特に入場料などはかかりません。

中ではこんな感じで、ご飯を食べることもできます。

レースが30分ごとくらいにあるので、レース間を各人が思い思いに過ごす場所として使われています。

ばんえい競馬グッズというのもそれなりに販売されています。

最近はマグネットにこり始めてしまったので、映えそうなマグネットを2種類ほど買いました。

レースは座席に座って見ることができます。(もちろん最前列で見ることも可能)

レース間だと人はまばらですが、始まる直前になると非常に多くの人が集まってきました。生憎の天気だったのが少し残念です。

室内でもレースを観戦することができます。

この日はかなり寒かったので、このような場所があって大変ありがたかったです。

さて、実際のレースはこんな感じ。

2つほど山があって見るからにきつそうです。実際、馬も山を登る前は休んだり走ったりするので、ハラハラドキドキしながら応援することができます。

2つの山を登り切ると最後は自力の勝負になります。

この日は5レースほどに賭けて、何とか全外しは免れましたが、トータルで5,000円ほど負けてしまいました。*4

馬の像がありました。

競走馬と違って逞しい体つきが見てとれます。

「帯広に行った」というには外せないスポットだったので、行けてよかったです。

競馬に疎い方でも純粋に楽しめるのでおすすめです。

banei-keiba.or.jp

 

襟裳岬

ここからは3日目の話になります。

帯広駅からは車で2時間ほど。これまた長い移動になりました。

北海道真ん中の最下部にあります。函館側の方が南になるので、最南端ではないというのがミソです。

あとどうでもいいのですが、「襟裳岬」の字が顔真卿っぽい非常にクオリティに高い字で好きでした。

この日は天気もよく、写真映えする感じになっていました。

森進一さんの歌で「襟裳岬」というのがあるらしく、その歌碑が設置されていました。

あとはめちゃくちゃ風が強いことを示す碑もありました。

確かにこの日もそこそこ風は強かったですが、恐らくえりもにしてはマシだったのかなと思います。

ちなみにこの字は…あまり好きではないです。笑

場所を示すものもありました。

北海道だと旭川、北見、釧路、稚内などまだまだ行っていない場所もありますね…行ってみたいとは思っているのですが、そのための時間/お金/体力があるかはもう分かりません。*5

「日本の灯台50選」に選ばれているような灯台もありました。

そして、最後に寄ったのがこちらの観光センター。

昔ながらのお土産屋さんという感じで、雰囲気が非常によかったです。

前々から木彫りの熊がほしいほしいとは思っているのですが、さすがに15万円の代物には手が出ませんでした。

www.town.erimo.lg.jp

 

うらかわ優駿ビレッジAERU

襟裳岬からは車で1時間ほど。相変わらず大移動を続けています。

この辺りは競馬ファン垂涎の場所がたくさんあるらしいのですが、そのうちの一つにやってきました。

お馬さんがいるのは分かるのですが、果たしてどんなスポットなのかは特に下調べせずに来た次第です。

過去の名馬たちに関する展示がありました。

残念ながら競馬に疎い私にはピンと来ませんでしたが…。*6

1993年に日本ダービーを制したウイニングチケットに関する展示です。

今ならその凄さが少しは分かるかもしれません。*7

室内展示の鑑賞はこれくらいにして、ここからは外ゾーンを見学しに行きます。

緑が目に優しいです。

厩舎を模したような施設がありました。

せっかくなので中に入ってみます。

先ほど展示されていたウイニングチケットは最近亡くなったばかりということで、祭壇が設置されていました。

ファンの方からのお供物の量もすごく、その人気を感じさせられるような場所です。

お馬さんの餌。干し草です。

当然ながらすごい量を食べるんだなと勉強になりました。

最後に見に来たのが引退名馬たち。

ウイニングチケット以外の2つはまだご健在のようでした。

そのうちのどちらかは分かりませんが引退名馬です。

流石昔の面影があって足がシュッとしています。かっこいいですね。

aeru-urakawa.co.jp

 

シベチャリチャシ跡

前のAERUからは車で1時間ほど。新ひだか町というところまでやってきました。

昆布の町としても有名らしいです。

江戸時代にはアイヌの英雄「シャクシャイン」という人がいたのですが、その人が中心に松前藩と戦った「シャクシャインの戦い」の拠点として知られているようです。

シャクシャイン像がありました。イメージ通りとても勇ましく作られています。

騙された挙句不運な最期を遂げてしまったんですね…長い間アイヌは虐げられてきたことを感じます。

展望台みたいなところからは新ひだか町が一望できました。

家の数がそこそこあって、意外とちゃんとした「街」になっているんだなというのが気づきでした。

www.shinhidaka-hokkaido.jp

 

平取町立二風谷アイヌ文化博物館

シャクシャイン像からはまたまた車で1時間ほど。平取町(びらとりちょう)まで来ましたが、流石に疲れが出てきます。

かなりアイヌ文化が色濃く残っている地域のようで、このような綺麗な博物館がありました。*8

建物の外観はこんな感じ。かなり新しそうですね。

入館料を払って中に入ります。

アイヌ関連のものがたくさん、しかも綺麗に展示されています。

ゴールデンカムイ』でよく見たようなかっこいい模様の衣類もありました。

船?のようなものもありました。

アイヌは工芸分野が強いことでも知られていますね。

より芸術的な作品もたくさん置かれていました。

この木彫りの鳥もとても素敵でした。

売ってたら書いたいくらいの出来だったのですが、特に売り物じゃなかったようなので買えませんでした。

最近アイヌ文化を広める大役を担っている『ゴールデンカムイ』は全巻揃っているようでした。流石です。

という感じでさらっと館内を見終えて外に出て行きました。

アイヌ語難しいですね。文化として受け継がれていってほしいなと思います。

外にはおしゃれなアイヌ柄の自動販売機もありました。

アイヌ文化にお手軽に触れられる場所としておすすめです。

www.town.biratori.hokkaido.jp

 

グルメ

カレーショップインデアン まちなか店

ここからはグルメのご紹介。まずは2日目のお昼ご飯@帯広市内から。

前日に豚丼は食べていたので、並ばずに入れそうなローカルのカレー店にしました。

店の内装を映画作品で埋めていくことにこだわりがあるらしく、入り口にはマリリンモンローさんがいらっしゃいました。

メニューはこんな感じ。かなりお手頃価格ですね。

基本の安いメニューに、各々が好みのトッピングを載せていく形式でした。

出来上がったのはこちら。

ベーシックなインデアンカレーにエビをトッピングしてみました。

めちゃくちゃ美味しかったです。

tabelog.com

 

十勝ジンギスカン倶楽部 北とうがらし

ばんえい競馬を終えた後はパーっとということで、北海道では外せないと言われるジンギスカンにしました。

かなりの有名店らしいですが、運よく席が空いていたので滑り込みました。

周りにもやしを敷き詰めて、真ん中で肉を焼いていくというのがジンギスカンの食べ方。

説明もあったので、基本に忠実に焼いていきます。

いい感じに焼きあがるとこんな感じになります。

書きながらこの時のことを思い出して、お腹が空いてきてしまいました。

このお店の名前にもなっているように、タレに唐辛子を入れて食べます。

辛すぎず、ちょうどいいくらいのアクセントになって、ジンギスカンをより美味しく食べることができました。

ビールはもちろんサッポロクラシック

競馬で買っていたらもっと美味しいお酒だったんだろうな、という気がしないでもない。笑

外にはやはりお馬さんがいました。

北海道には動物と生きていくという感性が根付いているんですね。素敵です。

tabelog.com

 

セイコーマート

これもグルメに入れていいか怪しいですが。笑

北海道では無類の強さを誇るコンビニです。「セコマ」とか「セイコマ」とか略すそうです。

北海道は陸の孤島なだけあって、チェーン店なども独特な感じがして、ついつい寄ってしまいます。

特にホットデリが美味しいらしいです。

店内で作っているあったかメニューというのが売りなんですね。

ザンギをチョイスしました。3日目は車の移動が長くてご飯を食べる時間があまりなかったので、いいおやつになりました。

www.seicomart.co.jp

 

弟子屈ラーメン(北海道ラーメン道場

北海道ラストご飯は新千歳にて。空港内には美味しいご飯を食べられる場所がたくさんあります。例えば路面電車を模した「市電通り食堂街」というのがありました。

ところがこの日はここには行かず…お目当てはラーメンでした。

北海道の有名店舗が複数あったのですが、どこもかしこも混んでいたので、結局空いていたところに入りました。

味噌ラーメンと鮭の親子丼。消去法ではありましたが普通に美味しかったです。

海鮮も食べられたので、北海道に来た甲斐があったなと思いました。

www.teshikaga-ramen.com

 

まとめ

  • この旅のメインであるばんえい競馬で惨敗
  • 北海道の南側にある襟裳岬まで大移動
  • 引退名馬が見られる隠れ家スポット?
  • アイヌの英雄シャクシャインにご挨拶しつつ、文化は博物館で勉強
  • 帯広のカレー「インデアン」は外せない
  • 北海道名物のジンギスカンも外せない
  • 「セコマ」は一見の価値あり

 

雑な記事ではありましたが、何とか書き上げることができてホッとしています。笑

 

おまけ:これまでの悪行旅行振り返り

「中高の悪い知人」との共同旅行(遠出)がかなりの回数になった、というのを前編の最初の方で書いていたのですが、このブログで出てきた分は少し振り返ってみたいと思います。*9

 

事の発端は、インスタにスカイツリー付近を走っている様子を載せたところ、なぜか見つかってしまった事でした。

そこからはあれよあれよという間に「GoToトラベル」を生かして富山まで行くことに。

かなり頭の悪い旅程だったのですが、この時はたまたまだろうくらいにしか考えていませんでした。

www.tsutaya-p.com

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続いて行ったのは青森。新幹線半額がその契機だったので、現地までは車で行かないんだという安心感がありましたが、そこから先はまたもや意味の分からない行程。

「そういや、こいつ中高の頃から意味分からなかったな*10」ということを思い出しました。他の参加者も特に文句を言わなかったのは、そういう主催者の習性を熟知していたせいでしょう。www.tsutaya-p.com

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ここからは日帰りシリーズが続きます。群馬、横須賀、房総半島。

都内から足を伸ばして1日で回るにはギリギリの距離感。

とはいえ複数日で回る旅行よりは幾分マシな行程だったような気がします。

www.tsutaya-p.com

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さらに続いて「富士山に挑戦しよう」という謎の気運が高まり、練習も含めて登山に挑んできました。

これは極々一般的なもの、いやむしろ慎重にやったくらいです。笑

www.tsutaya-p.com

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そして極め付けがこの北海道旅行というわけですね。

年を取ってライフステージが進んでいくと、こうしたライトな人付き合いも難しくなるんだろうなと思います。

なので、思い出くらいは大切に取っておこうかなと思う次第です。

しんみり書く気はさらさらなかったのですが、気づいたらそっち路線になってしまってちょっと笑ってしまった筆者です。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

興味がある方は以下も是非ご覧ください。

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*1:もうなんか固有名詞みたいになってきていますね。

*2:ちょっとアニメの予告編?をイメージして書いてみました…という割には内容がひどいか。

*3:wikipediaを見ながら書いているので、間違っていたらそちらのせいということにしておきます。

*4:競馬というのは負けるものなのですが、特に私にはセンスがないらしい。

*5:北海道魅力的ですよね…何回でも行きたいです。

*6:この日はNHKマイルカップ(GⅠ)があったのですが、そのレースを機にちょっとだけ競馬を始めてしまった私です。

*7:これを書いている日に日本ダービーが行われました。

*8:二風谷は「にぶたに」と読むようです。

*9:残念ながら全部全部を記事にはしていなかった。流石にめんどくさいので。

*10:もっとも中学の頃はそれなりに付き合いがありましたが、高校では文理の差から疎遠になり、大学時代はほとんど繋がりがありませんでした。