こんにちは。TsutayaPです。
この度、謎のやる気を発揮して、普通二輪免許をゲットしてきましたので、その奮闘ぶりを書いていきたいと思います。
私自身もいろんな方の体験談を参考にしてきたので、その一つになれたらいいなあなんて(大きな望みですが)考えています。
以前、小型二輪を取得した際の記事はこちら。
目次
概要
昨年、なぜか気持ちが昂って小型二輪をとってしまったわけですが、その時のモチベーションというのは「カブに乗りたい」という非常にうすぺっらいものがあるだけでした。なので、小型二輪さえ取ってしまえば満足と思っていたわけなのですが…。
なぜかYouTubeで女優の永野芽郁さんがハーレーに乗っている動画を見て「かっこいい」と思ってしまいました。
乗ってみたいと思ったらもう止まらないわけで…気づいたら申し込んでいたという感じでした。この時にはさらっと取れると思っていた*1わけですが、思っていた以上に大変だったというのは、後日分かったことです。
流山自動車学校
今回は流山の教習所に通いました。理由は単純で、なんとなく家から通いやすそうだからです。
おおたかの森駅から比較的近いということ意外にあまり特筆すべきことはない(と思う)のですが…、比較的新しいのか施設が綺麗という印象でした。教習車もわりかし最近カローラに入れ替えたということで、これまた綺麗という印象。
あとは、なぜかホームセンターの2階部分に教習コースがあるというのが不思議なくらいでしょうか。HPでもこんな感じで紹介されています。
土地柄という気もしますが、教習生の治安も良く(笑)、すごく安心して通うことができた気がします。あとは、WiFiが使えるので長居してもよさそうな感じでした。
費用
限定解除ということで、幾ばくか普通に取得するよりは安かったですが、それでも10万円はかかりました。費用面だけ考えると、当然ながらストレートに取得した方がお得ですね。
あと、おそらく後述もするような気がするのですが、バイクへの慣れという観点からも、ストレートに取得する方がいいような気はします。
教習課題
多くのブログやYouTubeの解説動画にもある通りではありますが、自身の振り返りも兼ねて、一応書いておきたいと思います。
坂道発進
読んで字の如く、坂道の中腹で一時停止して、その後発進するというもの。MTゆえにエンストがあるので少し厄介ですが、気持ち多めにアクセルをふかしていくようにして大きな問題はありませんでした。
S字カーブ/クランク
これも読んで字の如くですが、私は低速走行が比較的苦手だったので苦しめられました。これも後述するような気がしますが、クランクには大いに苦しめられました…。目線と速度とニーグリップ(とその他諸々)が大事な気がします。
急制動
いわゆる急ブレーキ。小型二輪からはパワーアップして、40km/hの指示速度を出した後に、指定の距離までに止まるという課題です。速度が上がる分、制動距離も伸びるのでそれほど難しくはないのかなと思います。怖がりすぎないことが重要ですね。
一本橋
細い橋の上を指定の秒数以上(普通二輪だと7秒以上)かけて落ちずに渡りなさいというもの。これATだと意外と大変なのですが、MTだと少し簡単になるような気がします。ニーグリップができる分、まっすぐ走るというのはそれほどは難しくない印象です。
スラローム
これが普通二輪からの課題。アルペンスキーのように右へ左へコーンをよけながら、指定秒数以下(普通二輪は8秒以下)で通過しなさいというもの。簡単なようで難しい、難しいようで簡単という課題でした。自転車だと感覚が身についている分いくらでも車体を倒せるのですが、バイクは常に転倒を怖がってしまうので、その塩梅が難しいところでした。
実際の教習
小型二輪AT→普通二輪MTという限定解除の場合は、技能8時間が最低条件となります。1日でMax2時間の技能が受けられるので、最短で5日(卒業検定込み)ということになります。
上手くいけば、速攻で免許が取れていい感じなのですが、ドツボにはまるとただの練習不足となって大変という印象です。*2
1,2時限目
まずは引き起こしから。力があってもバイク自体は意外と重いので、コツをつかまないと難しいところがあります。若干ゴリ押しながらもなんとかクリア。
そこからは、発進の仕方(半クラッチ)、ギアチェンジあたりを教わります。この辺りは、一応自動車のMT教習でやっていたこともあって原理は理解できていましたが、ギアチェンジを左手左足でやるということになれず一苦労。しかしながら、バイクを自らの手で操るという感動は味わいました。
続いて、急制動などの課題も少し見始めて終了。意外となんとかなったなあと思ったところで、教習の最後で転倒させてしまいました。バイクを手で引いて動かすというのが苦手だなあと感じました。
3,4時限目
ギアチェンジは大丈夫だよね〜という雑な確認を受けつつ、課題を一通りやっていきます。説明があまりなかった気がするのですが、なんとなくできてしまったので、なんとなくでいいのかなと思いました。がこれが間違いだった気がします。
どれもめちゃくちゃ難しくはないものの、それなりに考え方を習得することが重要なので、教官に質問し倒すくらいの気概が必要だったなと思います。
この時間は、二輪教習中の方が(傍目でも)結構大変な運転をされていたので、(性格が悪いですが)一番リラックスしてできた教習かもしれません。
5,6時限目
卒検コースを確認しつつ、法規走行の部分を詰めていきます。具体的には、ミラー→ア合図→(ミラー→)目視→寄せるみたいな手順をいつどこでするか、細かに確認して頭に叩き込んでいく感じです。
各課題もなんとなくクリアできるいる気はするのですが、なんとなく怪しい部分もあってずっと気が抜けない感じでした。
あとは、1月の教習だったので、とにかく寒いのがきつかったです。防寒はいくらしても足りないですね…。2時間連続の教習の最後の方は気が飛びそうになっていました。笑
7,8時限目
そろそろ「みきわめ」といったところ。ここからは、卒検コースをひたすら走っていくのみ。コース自体は覚えられたのですが、バイクの感覚はまだまだ掴みきれていないといった感じでした。
やはり大体クリアできるのですが、最後の坂道発進で3回連続ミスをしてしまったのがやや気掛かり。なんだか不穏な空気になりましたが、教官がこれまた緩い方で「OKOK〜頑張って〜」となり、卒業検定に進むことになりました。
卒業検定①
まず最初の関門は、9:20までに教習所に着くこと。これはなんとかクリアしましたが、どうにも緊張して不思議な感じ。コーヒーを飲んで、心を落ち着かせようと試みます。
説明が結構長くて、その間に少し落ち着いたのですが、直前になってやはりまた緊張。
そして、いよいよ自分の番となったわけですが、少ないながら教習所内にいた車に気を配るのに必死。そして、停止した際にギアを1速に落とすのを忘れていてエンスト連発。挙げ句の果てに、クランクで転倒して検定中止となりました。思い出したくもないですね。笑
補習に課金して、早々に教習所を後にしました。
補修①
若干鬱々として気分を抱えながら教習所に向かって、そのまま受講しました。教官は緊張がミスの原因と見切っていたのか、私を適当に走らせた後「できるものはできる」と言い張っていました。よく分かりません。
そして、実はこの日クランクのギアは2速で行くように言われていたのですが、それまで1速で練習していた私は困惑。これまた微妙な気持ちで2度目の卒検を迎えるのでした。
卒業検定②
1回目よりはリラックスした気持ちでしたが、クランクに対する心の整理がつかないまま検定を迎えることとなりました。なんだかんだ悩みましたが、クランクは慣れ親しんだ1速でやることに。
もうデジャブとなった説明はほどほどに聞き(笑)、しかも長い間検定の順番を待って自分の検定がスタート。
とにかくギアの確認を怠らないようにというは注意していたので、問題はありませんでした。検定開始後、懸案のクランクに行くわけですが…1速でなんとかいけたと思ったその時、教官から「コーンにぶつかっている」との声が。
あえなく検定中止となりました。気が逆立ちすぎて、帰ってから即寝ました。そして、さらに補習に課金することとなりました。
補習②
もはや半分くらい諦めの境地で、「そのうち受かればいいや」くらいの気持ちになっていました。最後の教官がかなりいい感じの方で、クランクについて質問したところ「ギアはなんでもいい、速度が遅すぎてもだめ」とのアドバイスがいただけました。これは結構心強かったです。
その他の課題についてもまんべんなく確認して教習終了。次で受かるかはともかく、なんとなく成長できた気がして、勝手に満足していました。笑
卒業検定③
「二度あることは三度ある」なのか「三度目の正直」なのか。大学受験に例えるのであれば二浪ですが、もはやなるようになれという気持ち。笑
この日の検定は一番最後というオーダー。もう3回目となった説明はほとんど覚えています。あとは、自分が受けた卒業検定全てで被っていると思わしき方(ようはその方も卒業検定に落ち続けている?)もいて、勝手に同志気分になっていました。
この日は気持ちは落ち着いていましたが、やはりクランク前は緊張します。若干手元が狂って、S字カーブ進入前に怪しい動きとなりましたが、なんとかクリアして、クランクもそのまま通過。スラロームと一本橋もゴリ押して、そのまま初完走。ゴールしてしまえば大体合格だろうと思っていたので、少し安心した気持ちで結果を待っていました。
その結果、無事合格。私が勝手に同志認定した方も合格されていたので、これも嬉しい気持ちになりました。これで、長かった教習から一旦は開放されるということで、めちゃくちゃ気分がよかったです。笑
卒業検定後
ここまで来てしまえば、あとは免許センターに行って免許を書き換えるのみ。
とはいえ平日しかやっていないので、社会人にとっては意外とハードルが高い作業です。
かくいう私も午前休を取得して免許センターへと赴きました。
普通に免許更新に来ている人が多いなあというのは、毎度免許センターに来るたびに抱く感想です。
もっとも限定解除は専用の窓口があるので、そちらでほぼ並ばずに手続きができます。結局着いてから30分ほどで手続きが終わってしまったので、いや午前休取らなくてもよかったやないかとなったりしました。笑
更新後の免許がこんな感じ。裏面に印字されるだけなので、取得した感が極めて薄いですが、これでミッションコンプリートです。
免許のメリット/今後
メリットというか言うまでもないのですが、普通二輪(=400cc未満)であればなんでも乗れるというのがこの免許の何よりの効果。あとは、大型二輪の教習にも通いやすくなっています。
冒頭で少し書いた通り、(永野芽郁さんの)ハーレーに憧れて教習に行き始めたところはあるので、気が向けばまた大型二輪教習にでも通おうかなと思っています。もっとも、お金も時間も両方苦しいです。*3
まとめ
- 流山自動車学校は土地柄か治安がいい
- 普通二輪への限定解除は10万円ちょっと
- 小型二輪AT→普通二輪MTは最短5日間
- 筆者は適当に教習を受けていたので卒業検定2浪することに
- 卒業検定に落ちると課金しないといけないのがしんどい
- クランクは1速でも問題ない
- 将来的にはハーレーを目指して大型二輪も取得する(かも)
普通二輪MTは基本的にそれほど難しくないのですが、よほどセンスがいい人限りは、ちゃんと教習を咀嚼しながら進めることが重要かなと思います。
あと、社会人は土日だけで通うことも可能ですが、なんだかんだで平日も受けた方がいい状況に陥りがちなので、やはり仕事との両立が重要かなとも思います。
…こんな記事誰が参考にするねん、といったところですが、読んでいただいた方ありがとうございました。
卒業検定に落ちても、頑張って通い続ければいつか受かる(だろう)というのが伝えたかったことです。笑
興味がある方以下もぜひご覧ください。