こんにちは。TsutayaPです。
先日、はるばる青森、特にその西側である津軽半島あたりを回ってきましたので、例の如く記事にしていきたいと思います。
東京からなら夜行バスで意外と簡単に行ける青森、素敵だなと思います。
青森といえばりんごが有名ですが、それ以外の魅力も伝わるように書いていければと思います。笑
前回青森に行った時の記事はこちら。
目次
概要
昨年(2021年)の5月に青森に行って、それはそれでかなり楽しかったのですが、少しばかりやり残したことがありました。
具体的には以下のような感じです。
本当に意味分からない理由が並んでいます。笑
ところが私はそのような理由でも平気で旅行を結構してしまう人間なのです…。
調べてみると4月には弘前城で「さくらまつり」も開催されるとのことで、めちゃくちゃ都合がいい!となり、意気揚々とホテルを予約したのでした。
行程
人生で青森に行くのは最後かもしれない*1と思い、やれることをやれるだけ詰め込んだプランとなりました。
夜行バスで弘前に向かい、そこからレンタカーで周遊、最後は夜行バスで弘前を後にするというめちゃくちゃ効率の良いプラン*2です。
具体的には以下のような行程です。
津軽半島を最北端まで巡る、非常にいい行程だったと自負しています。
こんなの今しかできません。笑
弘前駅
玄関口である駅です。駅ビルは結構新しい感じがします。
駅前のバス乗り場からは、かなりいろんな行き先へのバスが出ていました。
駅前にあった謎の像。2人ともりんごを手に持っています。
「自然のみのりと収穫の喜びに沸く若い生命感」を表現しているらしいです。
…芸術は難しいなと思いました。笑
駅に上がってみると、りんごが販売されていました。流石になんの驚きもありません。笑
駅に行けば手軽にいいりんごが買えるなんていいですよね…羨ましい。
あとは謎のりんごの置き物と、明らかに青森のものではなさそうな動物がいました。
シュールすぎたので思わず写真に撮ってしまいました。
観光地
弘前大学
まずは今回の旅行の大きな目的の1つ、弘前大学に行くところからです。笑
弘前駅からは2km弱、歩いて20分少々のところにあります。
正門にて1枚。かなり綺麗でおしゃれな大学に見えました。
弘前大学の文字も堪能します。
プレートの色がいい感じに青銅っぽくなっているのも、味が出ていていいですね。
キャンパス内はこんな感じでした。
建物だけではなく、道路もしっかり舗装されていて、国立大学にしてはかなり新しさを感じます。
附属図書館も見てきました。
どこを見ても「新しい…綺麗…」という感想しか出てきません。笑*3
キャンパスの建物が通りを跨いであるのですが、それを結ぶような空中通路?のようなものもありました。
大学の横には「弘大カフェ」というカフェがありました。
「若い学生にコーヒーを味わって欲しい」という思いもあって実現したとのこと。素敵ですね。
脇の道を歩いてみると、桜が満開で春の空気を感じることができました。
関東ではちゃんとはお花見ができなかったので、少し嬉しくなってしまいました。
また一歩外に目を向けると綺麗な山も見えました。
弘前の市街地は、都会と自然がいい感じに混ざっていて魅力的でした。
国立大学巡りの様子は下記でもまとめています。
以下の記事の方が各大学の学部にもフォーカスしていて、筆者のオタク具合が見られるかと思います。笑
太宰治記念館「斜陽館」
ここからはレンタカーでの爆走を始めます。
「斜陽館」は五所川原市にあります。弘前市からは車で1時間ほどです。
太宰が若い頃を過ごしたという生家です。見た目からその凄さが伺えます。
入館料は大人1人600円です。
入り口付近では色んなグッズが売られていました。太宰好きの方には刺さるグッズばかりがと思います。
家の中も回って見てきました。まずは囲炉裏から。
これも当時のまま残っているのだとしたらすごいですよね。
太宰の像がありました。
彼が頭を抱えながら歩いている様子がよく再現されているのではないかと思います。笑
1階は和風の造りになっています。こんな感じの部屋がいくつもあってびっくりしました。
こちらには立派な仏壇が設置されています。
当時はかなりの豪邸だったんでしょうね…すごいです。
1階から2階に上がる階段です。
2階は打って変わって洋風の造りになっているのが、斜陽館の面白いところです。
一例としてこんな部屋がありました。
調度品のセンスもよく、部屋全体がおしゃれな空間になっていると感じます。
こんな家に住んでみたいです。笑
この部屋には襖に書道作品があるのですが、この中に「斜陽」という2文字があります。
太宰は幼少期からこれを見ており、「斜陽」という言葉には馴染みがあったとのこと。知りませんでした。
さて1階に戻ってくると撮影スポットがありました。
『斜陽』の中の名言がいくつか吊り下げられていました。インスタ映えするのかは分かりません。
斜陽館の目の前には「産直メロス」なる謎のお店がありましたが、まだオープンしていないとのことで、中を見ることは叶いませんでした。
太宰治という名前を知っている方であれば、その知識量を問わず楽しめるスポットだと思います。おすすめです。
龍飛崎
「たっぴざき」と読みます。青森県の左側にある津軽半島の最北端です。
先程の斜陽館からは車で1時間15分ほどのところです。
ここの運転は、距離はそれほどですが、山道だったのでだいぶ疲れました。笑
もう少し上まで登って、龍飛埼灯台の近くまで来て見ました。
「風の岬」との文字が見えます。その名の通りとにかく風が強かったです。
その横にあったのが「津軽海峡冬景色」の歌謡碑です。
さすが津軽半島といったところですが、ここにある赤いボタンを押すと、歌が流れてきます。
観光客が順々に押していくので絶えず歌が流れているような状態。シュールで笑ってしまいました。
景色はこんな感じ。この海の向こう、すぐ近くには北海道があるのだと思うとワクワクしますね。早く函館にも行きたいです。
「風の岬」ということもあって、風車がたくさんありました。
風車が回っているのを見ると心が落ち着きますね。
これは想定外だったのですが、たまたま証明書があったのでもらってきました。
大間崎と合わせて青森の証明書は2つ目です。何か嬉しいです。笑
階段国道(国道339号)
龍飛崎といえば、ここに行かずには終われないということで来てみました。
国道なのに階段があって徒歩でしか通れないという、謎の場所です。
案内図です。
全長は400m弱、362段の階段です。なかなか長いです。笑
こちらは上から撮った写真です。なぜこんな場所が国道になってしまったのか、不思議ですね。
理由はちらっと調べてみましがが、かなり経緯は複雑なようです。
下からも見てみました。こんな感じで、住宅の脇に設置されています。
ぱっと見ただけでは国道だなんて思いません。
せっかくなので歩いてみました。
結構登るのはしんどいですが、景色もいいのでおすすめの場所です。
青函トンネル記念館
龍飛崎のほど近くにあります。徒歩で移動可能です。
死ぬほど興味があった訳ではないのですが、せっかく龍飛崎まで来たのだからと立ち寄ってみました。消極的ですみません。笑
中はこんな感じです。
ここまで来て知ったのですが、ケーブルカーに乗って坑道を見にいくというプランがあったんですね…時間の都合上行けなかったので、少し悔しかったです。*4
ということで記念館だけ見ていきます。
入館料は大人1人400円です。
中では模型などもたくさん展示して、青函トンネルの仕組みや歴史を分かりやすく説明しています。とにかく大きなプロジェクトだったんですね。
青函トンネルは青森の龍飛崎と北海道の吉岡漁港あたりを結んでいます。
全長は約54kmで、海底部だけだと約23kmです。
青函トンネル自体は本坑と呼ばれるメイントンネルだけではなく、調査用の先進導坑とメイントンネルの作業場所である作業坑も合わせた3つのトンネルが存在します。
建設開始は1961年、開通したのは1988年ですが、構想自体は1923年にあったんですね。これは完全に初耳だったのでびっくりしました。
記念碑もありました。青函トンネルが日本の発展に与えた影響は大きいですね。
その偉大さを感じることができるいい展示でした。
鶴の舞橋
青函トンネルからは車で1時間45分ほど、ゲルマン人もびっくり*5の大移動です。
何となく観光スポットを見ていたところ目に止まってしまったので、来てみました。
着いて早速ですが、遠目に綺麗な橋が見えます。
近くに説明板がありました。ありがたい。笑
全長は300mで、日本一長い木の橋とのことでした。なるほど、よくできた橋なんですね。
橋の入り口まで来てみました。古文とかに出てきそうな雰囲気がありますね。
橋で恋が起こりそうな感じ。…これじゃ伝わらないですね。笑
橋の途中で一枚。晴れていて空気も住んでいたので、山々が綺麗に見えました。
日頃の疲れが取れるような清々しさです。
渡り切ったところにあったのが鶴の碑?オブジェ?です。
隣接する丹頂鶴自然公園では、その名の通りタンチョウヅルが見られるらしいです。
ここでも桜が満開で綺麗でした。ちょくちょくお花見ができて、青森まで来た甲斐があるなと思いました。
弘前城(弘前さくらまつり)
本来はこの旅行のメインイベントとも言うべきなのですが、筆者は頭がイカれているので、たまたまあってラッキー!というイベントです。
この前にレンタカーを返していたのですが、とにかく街中車で混んでいて大変でした。さくらまつりがこれほどまで盛り上がるイベントとは…なめていました。笑
この人だかりです。よくよく考えると、弘前城という屈指の名所でこれだけ綺麗に桜が咲いていれば、当然人が集まるなと…。いい勉強になりました。
外堀の水には散った桜の花びらが浮いていて、これはこれで幻想的で綺麗です。
ちょうど夕暮れ時だったのもあっていい写真になりました。
ということで、早速お城の中に入っていきます。
門が工事中だったようで、中国のようなごまかし方装いをしていたのが面白かったです。笑
中に入ってもとにかく桜が綺麗です。
ライトアップも相まっていい感じになっていました。
本丸の手前あたりです。
個人的には今回の中でベストショットかも?と思っています。
出店もたくさんありました。「ジャンボおでん」とのこと。
弘前公園名物とか書かれると食べたくなるのですが、とにかくすごい人数の行列ができていたので、食べることはできませんでした。まあそんなこともあります。
出店は食べ物にとどまらず、お化け屋敷もありました。
アイデアが斬新ですね。面白いと思います。
さくらまつり、かなりよかったです。
機会があれば人生でもう1回来たいと思うほどでした。*6
グルメ
食事処 海峡
龍飛崎でご飯を食べようと決めていたのですが、予想以上に飲食店は少なく、泣きつくように入ったお店です。ホテルに隣接する食事屋さんのようでした。
期待通り海鮮丼がかなり充実しています。結構悩みました。
結局、「海鮮大漁丼」にしました。2640円という代物ですが、値段相応のボリュームと美味しさでした。海鮮はなかなか外れませんね。
津軽そば(幻のそば)
こちらはさくらまつりでの晩御飯です。
空いている出店に飛びついてみました。
「津軽そば」という文字に惹かれました。
その場でしか食べられないものはぜひ食べておきたいですよね。
ということで、天ぷらも山菜もトッピングしました。
高級感はありませんが、どん兵衛のそばのいいやつという感じでした。*7
スターバックスコーヒー 弘前公園前店
今回の旅行のお目当ての1つでした。
弘前城の真前にある極めておしゃれなスタバです。かなり有名だと思います。
建物そのものが登録有形文化財です。
中はこんな感じです。木張りでいい雰囲気ですね。
その他飲食スペースも温もりがある造りになっていて、落ち着くことができました。
前評判を裏切らない素晴らしい場所です。
スタバについては以下でもまとめています。
まとめ
- 青森への思い残しを解消するための弾丸旅行
- 行き帰りは夜行バス、レンタカーでガンガン回る旅
- 太宰の名前さえ知っていれば楽しめる斜陽館
- 龍飛崎で自然も歴史も感じる
- 弘前さくらまつりはとにかく混むがとにかく綺麗
- 弘前城前のスタバ、一度は行ってみたいもの
ということで、テーマもへったくれもない旅行でしたが、何とか1つの記事することができました。*8
東北は基本的に魅力たくさんなのですが、中でも青森は特に楽しいです。
行ったことがないという方は是非行ってみてください。
一旦本編としてはこの辺りで締めておこうと思います。
おまけ:亀ヶ岡式時代遺跡
龍飛崎〜鶴の舞橋の道中にあったので寄ってきたのですが、特に項目を作るほどの場所にならなかったので、おまけとしておきます。笑
これがかの有名な遮光器土偶です。土偶の象徴のような存在ですね。
日本史の教科書でしか見たことないものが見られる、というのが本当に楽しいですし、旅行の醍醐味だとも思います。
今度の今度こそ、この記事を終わりにしたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
興味がある方は以下も是非ご覧ください。