こんにちは。TsutayaPです。
この度、第19回にて京都検定3級に合格したので、記事にしていきたいと思います。
京都に住んでたから「ちょろいやろ」と思っていたのですが、流石に勉強が必要でした。笑
何をしたかだけ知りたい方は中段以降にある「実際の勉強」の欄をご覧頂ければと思います。
興味がある方は以下もぜひご覧ください。
目次
概要
試験内容
四者択一問題が100問で構成されています。
自分で答えを選んで、マークシートに記入していくという方式です。時間は90分。
大学受験を通ってきた人*1にとっては、お馴染みの形式かと思います。
レベル
じゃあどんなレベルなのか、公式サイトより抜粋してきました。
- 京都の歴史・文化などについて基本的な知識レベル
- 公式テキストの中から90%以上を出題
京都検定でも一番下の級なので、非常に基本的な内容、かつ他の検定と比べても簡単な部類に入るとは思います。
無論流石に何も勉強せずに受かるのは難しいですが…。笑
合格点
70%以上の正答率で合格となります。
1問1点で100問あるので、ちょうど100点。そのうち70問正解できればいいというわけです。こうやって聞くとさらに難易度が下がって感じるでしょうか。
前提条件
そのため、祇園祭、その他有名な観光どころには行った経験がありますが、精力的に巡った経験はありません。*2
昔からいわゆる社会科、歴史の類が好きでした。
大学受験の際には、浪人してから日本史を始めるという荒技に出たこともあります。笑
ちなみに、京都の小学校では琵琶湖疏水についても詳しく勉強するので、ほんの少しだけアドバンテージだったかもしれません。
あとは、観光地に詳しくないとはいえ、京都市の地理(通り名や方向感覚など)が分かっているのも大きかったです。
ということで、もともと京都には興味があるし、そんなに労力欠けずに合格できるのはお得かな?*3と思い、受験を決めました。
実際の勉強
過去問
基本的にはこれに尽きます。資格試験の鉄板ですよね。
最低でも5回分、余裕があれば10回分ほど完璧にできれば問題ないかと思います。
さて、ここでいう「完璧」には2つの定義があります。
①解答の選択肢や背景まで覚えること
この場合は、多少過去問を完璧にする量が少なくても何とかなると思います。
もちろん②よりは①の方がベストですが、色々と大変なので…以下のような方におすすめです。
- 時間に余裕がある
- きちんとテキストが用意できる
- 将来的には2級・1級も受験したい
②とりあえず解答だけ覚えること
こちらでも3級を受かるだけなら十分です。
とっつきやすいですがやや脆さもあるので、過去問10回分は解答を叩き込んでいきたいです。
具体的には以下のような方におすすめです。
- 時間に余裕がない
- テキストにお金をかけたくない
- とりあえず3級に合格したい
ちなみに私は、①よりの②という感じでした。数回分は選択肢を含めた暗記で①、残りは数を稼ぐために、ただただ解答のみを暗記する②で、②の配分の方が若干多い感じです。
あとは「公開テーマ」という要素があります。
各回・各級ごとに設定されており、配点は10点あります。
例えば、第19回京都検定だとこんな感じ。
- 3級:「京を見守る銅像となった歴史人物」
2級:「京の通称寺」
1級:「京の名木」
つまり、ちゃんと対策していけば10点得をできるかもしれないですし、逆に対策を怠れば、10点損をする可能性があるということです。
これについては、適当にネットやTwitterで調べてみるのがいいかなと思います。
親切にまとめてあるサイト(「京都検定で京都を楽しむ!」)もあります。
テキスト/サイト
いくつかあげてみたいと思います。公式なテキストや過去問が用意されているので、比較的勉強しやすい環境が整っているのではないかなと思います。
新版 京都・観光文化検定試験公式テキストブック
言わずと知れた公式テキストです。2000円以上するのでお値段がほんの少し気になるところではありますが、購入しておいて損はないと思います。
過去問を解いていく過程で分からないことがあれば、その説明は基本的にこの本の中にあります。それをチェックしていくことで、自分だけのものへとカスタマイズされていきます。
ただし…索引が若干機能していないところがあるので、使い方に工夫が必要です。
京都検定問題と解説
こちらは公式な過去問集。1回の試験ごとに1冊にまとめられています。
1問1問に対して詳細な解説があるのが何よりおすすめできる点です。
ただ、1冊に1回分しか記載がなく、2級・1級の問題も問題も併せて載っているので、人によってはオーバースペック、かつ集めるのが大変になるものです。
なので、死ぬ気で勉強したい方は5〜10年分購入しても問題ないかと思います。
ただそうでない方は、少しだけ買うか、あるいは後述のサイトで過去問を解くことをおすすめします。
なんと全過去問を公開しています…とても親切でありがたいです。
私もありがたく活用させて頂きました。というかほとんどこれで勉強しました。
一方で、解答には解説がなく、分からないところは別途自分で調べる必要があります。
上手く使えば間違いなく合格の決め手になるサイトです。
京都検定学習ノート
こちらはおそらく有志のもの。
最新の問題は揃っていませんが、およそ十分な回数の過去問に対して、解説がついているありがたいサイトです。
京都新聞の過去問サイトと違い、カテゴリごとにリンクがついているので、部分的に補強したい場合には非常に使いやすいです。
勉強期間
当初は2週間くらい勉強する予定だったのですが、なんだかんだしているうちに時間がなくなり、1週間の勉強となりました。非常に反省しています。笑
時間がなくなったので、まずは直近5回くらいの過去問(京都新聞サイト)で、分野ごとの得意不得意を探ることから始めました。これで3日経過くらいです。
その後は、主に苦手分野について過去問(有志サイト)を回し、重点的に知識を頭に叩き込みました。これで6日経過くらいです。
そしてラスト1日は、京都新聞サイトに戻り、ひたすら過去問を叩き込みながら、公開テーマに対する準備をしました。
試験当日/結果
当日は朝10:00スタートだったので、早めに近くのカフェで最後の確認作業を実施。
その後、会場に写って試験開始。やはり、割と年配の方が多い印象です。
直前まで正答率が7割ギリギリだったので少し心配していたのですが、本番補正もあってか比較的サクサク問題を解き進めていきます。
分からない問題も適当に埋め、確か30分も経たないうちに退出しました。
どう考えても90分はいらないと思います。考えても分からないものは分からないので。笑
その後、午後になって発表された解答速報を見て自己採点すると、見事に合格基準を超えていました。9割は超えていたので、自分でもびっくりしました。
正式な結果は、公式サイトにて合格している受験番号が一覧で出される、といういかにも受験チックな形式で発表されます。そこでも合格を確認しました。
一応正式な結果は以下。93点でした。
合格のメリット
京都に観光する際に生きる知識を体系的に身につけられるというのが大きいと思います。
お寺や神社に行った時に「ここは何がすごいんだろう」「何を見たらいいんだろう」と思うことがあるかと思いますが、そういった疑問を解消してくれる基礎知識が得られるわけですね。
加えて、京都検定には合格者特典なるものがあり、京都にあるいろんな施設にて優待を受けることができます。これが大きいです。
これから観光をしたい、住みたいなど、京都に対して何らかのモチベーションを持っている方にとっては一石二鳥の検定といえます。
まとめ
- 京都検定3級はマークシートの四者択一、100点中70点で合格
- 筆者は元京都市民、社会や歴史好きの人間
- 過去問5〜10回分の鍛錬で十分合格可能
- 公式テキストはとりあえず買っておきたい
- 過去問はサイトで無料閲覧可能
- 筆者は約1週間の勉強で合格
- 合格優待もあるのでお得な検定
ということでゆくゆくは2級を受けてみたい気もするのですが…1年に1回しかない、かつ関東にいてもあまり使えないのがネックですね。
もし京都に帰るようなことがあれば、受験してみたいなと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。
興味がある方は以下も是非ご覧ください。