諸行無常日記

京大文学部卒の社会人が書きたいことだけを書いていきます。

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【独学】AI-900: Microsoft Azure AI Fundamentals勉強法【IT初心者?】【合格体験記】

こんにちは。TsutayaPです。

先日、「AI-900: Microsoft Azure AI Fundamentals」という試験に合格しましたので、その詳細について書いていきたいと思います。

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私が受験した主なMicrosoft認定資格はこちら。

www.tsutaya-p.com

www.tsutaya-p.com

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基本の勉強法はあまり変わらないのですが…細部が微妙に異なるので、別記事に分けて書いています。

ご容赦くださいませ。

 

目次

 

概要

試験内容

おそらくこれからどんどんホットになっていくであろう、「Microsoft Azure」のAI機能に焦点を合わせた試験です。

もちろんMicrosoft社の試験なので、Azureのサービス内容にもかなり踏み込んできますが、それ以前のAIの基礎も試験に入っています。

以下のような構成です。

  • AI ワークロードと考慮事項について説明する (15-20%)
  • Azure での機械学習の基本原則について説明する (30-35%)
  • Azure のコンピューター ビジョン ワークロードの機能について説明する (15-20%)
  • Azure の Natural Language Processing (NLP) ワークロードの機能について説明する (15-20%)
  • Azure での会話型 AI ワークロードの機能について説明する (15-20%)

こうして列挙すると範囲が広いように見えますが、一つ一つはそれほど広くないのでご安心ください。笑

 

レベル

こちらの試験に合格すると「Microsoft Certified: Azure AI Fundamentals」という称号が得られます。

docs.microsoft.com

何だかよく分かりませんが…笑

機械学習 (ML) および人工知能 (AI) の概念と関連する Microsoft Azure サービスの基礎知識を持っていることを証明していただけるようです。

「900」という数字からも分かるように、MS資格の中では初級に当たります。

身構えて受けるような試験ではなさそうです。笑

 

合格点

1000点満点中、700点以上で合格です。

問題数は約50問で、7割程度の正答が必要になり、すべての範囲から満遍なく得点することが重要となります。

私が受けた時は51問の出題でした。

このあたりは、MS-900などの他の試験と大きく変わらないかと思います。

日本語対応があるのもありがたいです。

 

前提条件

  • 大学時代は文学部(高校時代は一応理系)
  • 受験1年前まではIT・クラウド初心者(まったく知識なし)
  • 以前にAZ-900、MS-900など他のMS資格を多数取得
  • 業務はクラウド(M365を中心に他サービスも)に直接関わる

とまあ、こんな感じです。

かれこれ社会人2年目になってしまったので、「クラウド初心者です!」とは言いづらくなってしまいました。笑*1

今回の試験は「Azure」の試験だったのですが、こちらは業務でもあまり使わないので、知識としてはAZ-900に毛が生えた程度のものでした。

 

実際の勉強

Virtual Training Daysの参加

他の「○○-900」と同様に、MS社が定期的に行っている「Virtual Training Days」が行われています。

www.microsoft.com

ことAI-900に関していうと、1日4時間での開催で非常にコンパクトにまとまっています。

しかも、その中でAIの基礎・サービスの詳細に触れてもらえるので、かなり有益なセミナーになっていたのではないかと思います。

今回の合格、及び勉強時間の軽減には、このセミナーが大きく役立ったと感じます。

 

練習問題の暗記

今回も以下サイトにお世話になっております。

www.examtopics.com

利用方法は至って単純で、問題を一つ一つ眺め、解説を読み、答えを暗記していくことでした。

(2021年7月時点での話ですが)試験ができて新しいのか、このサイトにある問題がほとんどそのまま出題されていたように感じます。

もし丸暗記する余裕があれば、その方が確実かとは思います。

特にAzureサービス内容に踏み込んだ問題に関しては、ラーニングパスだけで解くのは難しいと感じました。

 

勉強期間と戦略

全部で合わせて約3日です。

他のMS資格含めて、今回が一番勉強していないと思います。

全体の勉強時間は5時間かそこらでしょうか。*2

バウチャーが何故か2つあったので落ちてもいいかという気持ちが多少ありましたが…。笑

過去問サイトを解き始めた時点で「行けるな」と思ってしまったので、あまり勉強しませんでした。

単に問題が簡単なのか、Virtual Training Daysのセッションを真面目に聞いたからなのかは分かりませんが、何となく問題が簡単だったような気がしています。

 

試験当日

当日は15分前にはテストセンターへ着くように指示されています。

今回は上記通り、しっかり15分前にテストセンターに着きました。成長を感じます。笑

所定の手続きを済ませた後で、試験開始。

問題は7~8割が過去問サイトからの出題で、日本語での表記だったので大きな問題はありませんでした。

とはいえ、今回は過去問丸暗記までいけていなかったので、サービスの細かいTrue/Falseには手こずりました…。

時間的な問題は今回も全くなく、10分弱で問題を解き終えて、5分で見直しを完了させて終了しました。

結果約817点/1000点(700点合格)で合格でした。

 

合格のメリット

試験が簡単だったこともあって、いつも以上に合格のメリットは感じませんでした。笑

強いていうのであれば、MSに限らないAIの基礎を学べたことでしょうか。

「分類」「回帰」「クラスタリング」「偽陽性」などの一般的な知識をインプットできたのはありがたかった気がします。

無料で受けられて、かつAIの基礎を網羅してくれるような資格はそうそうないのではと思います。

あとは、実際にAzureを利用する、販売する立場の方は機能にも詳しくなれるので、合格のメリットありなのかなと思いました。

 

まとめ

  • AI-900は、Microsoft AzureのAIサービスに関する初級の試験
  • 受験者である私は文系卒、業務でクラウドに触れている
  • 主に過去問サイトを用いた学習を約2〜3日
  • 過去問サイトでの丸暗記をしていなかったものの、無事合格
  • AIサービスへの入り口、AIについて学びたい人におすすめの資格

資格を入り口として、今後もMicrosoft製品について理解を深めていきたいと思います。

個人的には、そろそろMS-100やセキュリティ商材などを詳しくやっていくべきとは思っているのですが…時間は限られているので優先順位をつけてやっていきたいなと思います。

  

最後までお読みいただきありがとうございました。

参考になれば幸いです。

社会人2年目の奮闘はまだまだ続く…。

興味がある方は以下も是非ご覧ください。

www.tsutaya-p.com

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*1:他者との比較が難しいのですが…実際は初心者〜中級者の間くらいと思っています。

*2:試験前日がオンライン飲み会だったこともあって、当日の試験前にも勉強はしていました。