諸行無常日記

元京大生の社会人が書きたいことを適当に書いていきます。

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【独学】MS-900:Microsoft 365 Fundamentals勉強法【IT初心者】【合格体験記】

こんにちは。TsutayaPです。

先日、「MS-900:Microsoft 365 Fundamentals」という試験に合格しましたので、その詳細について書いていきたいと思います。

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私が受験した他のMicrosoft認定資格はこちら。

www.tsutaya-p.com

www.tsutaya-p.com

www.tsutaya-p.com

www.tsutaya-p.com

 

実は基本の勉強法は特に変わらないのですが…。笑

細部が微妙に異なるので、別記事に分けて書いています。

 

目次

 

概要

試験内容

働いている方、学生の方問わず多くの人にとって馴染み深い「Microsoft 365」に関する基礎試験です。*1

おそらく、他の資格よりもとっつきやすいのではないでしょうか。

以下のような構成になっています。

  • クラウドの概念について説明する(10~15%)
  • Microsoft 365 の主要なサービスと概念について説明する(30~35%)
  • Microsoft 365 のセキュリティ、コンプライアンス、プライバシー、信頼について説明する(30~35%)
  • Microsoft 365 の価格設定およびサポートについての説明(20~25%)

この中で一番対策すべき、かつ対策が難しいのがセキュリティ分野です。

ここは実際の試験の中でもしつこく聞かれるのでご承知おきください。


レベル

「Fundamentals」という名の通り、初心者を対象としたテストです。

IT業界に入ったばかりの方には非常にいい難易度の試験かと思います。

経験者の方にとっては少し物足りないかもしれませんが…。

主にSE向けの試験となっているため、営業担当が取ると少しオーバーかもしれません。*2


合格点

1000点満点中、700点以上で合格です。

問題数は約40問なので、7割程度の正答が必要になり、すべての範囲から満遍なく得点することが重要となります。

私が受けた時は42問の出題でした。

このあたりは、AZ-900、MB-901などと同じですね。


前提条件

  • 大学時代は文学部(高校時代は一応理系)
  • 受験10か月前まではIT・クラウド初心者
  • 受験4か月前にAZ-900: Microsoft Azure Fundamentals取得
  • 受験2週間前にMB-901:Microsoft Dynamics365 Fundamentals取得
  • 業務はクラウドに直接関わる

とまあ、このあたりも他の記事で書いている情報と大差ないのですが…。

ことMicrosoft 365に関しては、他の製品よりも関わる時間があったので基礎知識という意味では一番合ったかなと思います。


実際の勉強

MS-900は、他の資格で提供されている「Virtual Training Days」がなぜかありません。

需要的にはあってもいいと思うのですが…。

そのため、試験が無料になるバウチャーは手に入りません。

実費で受けると約13000円するので、少し厳しいですね。

 

ラーニングパス受講

何事もまずはここから。ラーニングパスを一通り眺めてみました。

書いてあることがなかなか理解できないですが、ここはぐっと我慢して理解しようと努めました。

docs.microsoft.com

他の試験ではそれほど感じませんでしたが、ことMS-900に関して言うとこのラーニングパス・掲載されている公式Docsは目を通しておくのが重要そうです。

というのもそういった細かいところからも意外と出題されるからです。

各章の終わりで知識チェックのための問題がありますが、あれくらいの難易度の問題を予想しておくといいと思います。*3


練習問題の暗記

MB-901の時同様、過去問サイトの解答・周辺知識の暗記が合格に向けた肝となります。

今回は下記サイトを参考にしました。

www.examtopics.com

www.exam4training.com

基本的には1つ目のサイトを参考にして学習を進めるのがいいかと思います。

ところがいくつか問題が壊れているんですね…(図が表示されないなど)

というわけで、1つ目のサイトでは主に4択問題の解答理解に努めました。

そして、残る「YesNo問題」「並び替え問題」「複数選択問題」などに関しては2つ目のサイトを参考にしました。

ただ、2つ目のサイトはいくつか解答が怪しいので…ご自身でもその中身を吟味されることをおすすめします。

 

最初のうちはこれくらい丁寧にまとめていましたが、めんどくさくなったのでやめました。笑

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その他

MS-900はメジャーなプロダクトを扱っているということもあり、勉強法も容易に見つかるかと思っていたのですが…意外と見つかりませんでした。

いくつか参考にさせて頂いたサイトがあるので、こちらにも貼っておきます。

qiita.com

shikaku-sh.hatenablog.com

 

また、試用版の登録が可能なので、必要あれば活用してみてください。

問題の中でも、管理センターの操作方法を聞かれることもあり、ハンズオンも合わせた方が習熟が早いかと思います。


勉強期間と戦略

全部で合わせて約1週間です。

最初の2日は軽くラーニングパスをなぞる。

残りの5日間は上述の過去問サイトの問題を吟味しながら暗記するということをしました。

全体の勉強時間は約20~25時間ほどだったかと思います。

短期集中で、かつ絶対に合格したかったのでかなり詰めて勉強しました。

何より重視したのは、過去問サイトの丸暗記です。

各サイト最低でも2周は回して、回答がぱっと出るように準備しました。


試験当日

当日は15分前にはテストセンターへ着くように指示されています。

前回それを忘れていて慌てた記憶があるので、今日はしっかり時間に間に合うように出発しました。

所定の手続き*4を済ませた後で、試験開始。

問題は7~8割が過去問サイトからの出題でしたが、最初の方に見たことがない問題が固まっていたこともあり、悩みつつ…。

12分ほどですべて解き終えました。

結果916点/1000点(700点合格)で合格でした。


合格のメリット

Microsoft 365というものの概要が間違いなく掴めます。

試験内容にある通り、サービス仕様だけでなく、セキュリティ分野、あるいは製品を提供する形態(CSP、EAなど)などについても詳しくなれます。

最初に述べたように、このあたりは主にSE向けであって、営業担当にとっては少しオーバーな気もします。。

ただ、今後ゼロトラストなどが盛り上がってくることを考えると、セキュリティ周りの基礎を抑えられるというのはかなりいいかもしれません。

Microsoft 365の入門としては少し難しいかもしれませんが、将来を見据えるとかなりいいベースになるかと思います。


まとめ

  • MS-900は、Microsoft 365に関する基礎的な試験
  • 受験者である私は文系卒、業務で少しクラウドに触れている
  • 主に過去問サイトを用いた学習を約1週間
  • 当日は少し難しい問題があったものの、無事合格
  • Microsoft 365の入門としては少し難しいかもしれないが、取り組む価値あり

資格を入り口として、今後もMicrosoft製品について理解を深めていきたいと思います。

 

社会人1年目の奮闘はまだまだ続く…。

社会人としての奮闘ぶり?は以下の記事からどうぞ。

www.tsutaya-p.com

*1:とはいえ、最も有名と思われるTeamsはあまり出てきません。

*2:取って損になることはないと思いますが…実際の業務に役に立たない部分も多いかと思います。

*3:ただし、問題そのものはあまり役に立ちません。笑

*4:写真撮影があるのですが、少し手間取りました。