諸行無常日記

京大文学部卒の社会人が書きたいことだけを書いていきます。

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【独学】AZ-900: Microsoft Azure Fundamentals勉強法【IT初心者】【合格体験記】

こんにちは。TsutayaPです。

先日、「AZ-900: Microsoft Azure Fundamentals」という試験に合格しましたので、その詳細について書きたいと思います。

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私が受験した他のMicrosoft認定資格はこちら。

www.tsutaya-p.com

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目次

 

概要

試験内容
  • クラウドの概念
  • 提供されている サービス
  • セキュリティとプライバシー
  • 価格とサポート

上記のような内容で、Microsoft Azureの基礎が問われます。

 

レベル

「Fundamentals」という名の通り、初心者を対象としたテストです。IT業界に入ったばかりの方には非常にいい難易度の試験かと思います。一方で1年以上関わっていらっしゃる方に対しては、少し物足りないかもしれません。

 

合格点

1000点満点中、700点以上で合格です。

問題数は30~40問なので、7割程度の正答が必要になるということです。

  • Cloudの概念の理解 (15-20%)
  • コアな Azure サービスの理解 (30-35%)
  • セキュリティ、プライバシー、コンプライアンス、信用についての理解 (25-30%)
  • Azure の料金プランとサポートについての理解 (20-25%)

上記のような比率で問題が出されます。すべての範囲から満遍なく得点することが重要となります。

 

前提条件

私の受験前の状態について簡単に書いておきます。

おそらく、全くの初心者よりは進んだ状態だったと思います。

しかし中級者には程遠い、そんな感じです。

 

実際の勉強

Microsoft Azure Virtual Training Daysに参加

Microsoftが提供している無料のトレーニングセッションです。

2日間での実施です。(1日3時間×2)

www.microsoft.com

エバンジェリストのような人が、多量のスライド、実際のAzure管理ポータルを用いて非常に分かりやすく説明してくれます。

真面目に聞いていれば、それなりの知識がつくかと思います。

ただし、これを聞くだけで合格できる程のものではないかと思います。

これを受講すると無料でAZ-900を受験できるバウチャーが手に入ります。

かなりお得ですね。

 

「Azureの基礎」受講

こちらも、Microsoftが無料で提供しているラーニングパスです。

docs.microsoft.com

若干、英語と日本語の互換性が怪しいですが…概ね試験範囲を網羅しています。

こちらも、試験概要を掴むにはもってこいですが、これだけで合格を目指すには心もとないかと思います。

参考問題がついているのはいいですね。最後まで練習用に使わせてもらいました。*1

 

参考書の活用

 これが、今回一番合格の鍵になりました。

使った参考書は「合格対策 Microsoft認定 AZ-900:Microsoft Azure Fundamentalsテキスト&問題集 」です。

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AZ-900といえばこれ、という感じの参考書です。

というか、他が全部英語のものばかりで相手にならないんですよね。笑

とはいえ需要はあるらしく、メルカリでも買えますし、Amazonで新品購入してもそれほど値を落とさずに売ることができます。

 

これをちゃんとやり込めば合格することはできます。

時間がないという方は、これを最優先にすることをおすすめします。

死ぬ気でやれば2~3日で終わらせられるかと思います。

 

その他

実際の試験ではAzure管理ポータルの操作を念頭に置いた問題も数問出されます。

つまり、普通の勉強も必要ですが多少はハンズオンでの勉強が必要になるということです…。

幸いにも、Azureは1か月無料で使うことができます。*2

心配な方は登録して、管理画面もチェックされた方がいいかなと思います。

 

勉強期間と戦略

本気で勉強した期間は1週間です。この期間は、不安もあったのでかなり詰めてやっていました。

ゆるゆる勉強した時間も含めると2週間くらいになるかなと思います。

戦略、も何もないわけですが…。

まずは参考書の徹底的な読み込み。

次いで参考書の問題を2~3周しっかり解きこむ。

そして、Azureの基礎にある参考問題を解く。

これを徹底して詰め込んで、当日を迎えました。

 

試験当日

試験が午後からということもあったので、午前中はちょっと最終チェックに時間を割いておこうと思っていましたが…業務があったりで上手くいかず。

半ばぶっつけ本番のような形になりました。

とはいえ、今回は無料で受けられているということもあってそこまで緊張しすぎずに受けることができました。*3

 

ところが、いざ試験が始まってみると…想像していたのと違う。

事前に解いた問題と違う気がする…。

若干傾向が変わっていたようで、本当に焦りました。

参考書の中身を頭の中で思い出しつつ、丁寧に解いていきました。

結果、時間ギリギリまでかかりましたが、点数的には少し余裕を持って合格となりました。

 

合格のメリット

正直、この資格を取っただけでできるようになったことはほとんどありません。

メリットと言えそうなのは…

Azureに関する話が少し分かるようになった(苦手意識がほんの少しだけ消えた)

本当にこれくらいです。

しかし、これが本当に大きいことだと思います。

文系で、クラウドの基礎も分からなかった人間が、大手企業のIaaS戦略に食らいつけるようになったことで得られる情報量は変わったなと感じます。

今の時代、SaaSだけ、IaaSだけみたいな戦略は成立しないので、どっぷり関わらない人でもさわりだけ勉強しておくといいのかなと思います。

 

まとめ

  • AZ-900は、Azureに関する基礎的な試験
  • 受験者である私は文系卒、業務で少しだけクラウドに触れる
  • 主に参考書を用いた学習を2週間
  • Microsoft提供のセッション受講で試験が無料に
  • 当日は若干の誤算が生じるも無事合格
  • クラウドに対する話に少しだけついていけるようになる

今後は、MS-900、100などを受験していきたいと考えていますが…なかなか時間が取れないのが現状です。

合格できれば、またご報告したいと思います。

 

社会人1年目の奮闘はまだまだ続く…。

*1:日本語の不自由感?が本番に似ているのでいい練習になります。

*2:クレジットの登録が必要ですが…

*3:若干、職場の上司のプレッシャーがありましたが。笑