お久しぶりです。
少しばかり文章を書く気になりましたので、書いていこうかと思います。
さて、今回は京都大学文学部に入学したらどんな生活が待っているのか、簡単にまとめてみたいと思います。
目次
そもそも文学部とは
そもそも文学部とは何をするところでしょうか。
私の周りにいる人はこんな答えを出してくれました。
「何かいっぱい本を読む」
「哲学者かぶれになる」
「高校で学んだ日本史をより詳しく学ぶ」
…どれも正解ですが、それだけではありません。
私の出した答えはこうです。
人間の生み出した「文化」を通して「本質」に迫る
何か無駄にかっこつけてますが、大体あっていると思います。*1
そして、大きく4つのジャンル分けが可能です。
- 思想
- 歴史
- 言語文化
- 行動科学
このうち「行動科学」がやや異色です。ここには心理学、社会学などが含まれるのですが、これらは科学的な思考*2を必要とします。そのため、私立大学の多くでは文学部と別に学部があることが多いかと思います。
京都大学はじめ、国立大学では社会学なども文学部に集約されていることが多い*3です。
こういった学問を志している方は、どの学部に進むのが適切か、パンフレットや学部紹介でよく確認することが大切になるかと思います。
まとめ:文学部では人間らしく生きることについて、考えを巡らせることができる。*4
要卒単位
大学生たるもの、単位を取得しないと卒業することができません。
その種類、数は明確に規定されています。
京都大学文学部は以下の通りです。
何言っているか分かりませんね。笑
重要な点を以下にまとめてみます。
…これでもなかなかイメージが湧かないと思いますが。笑
ざっくり言うと、2回生まで真面目に頑張れば3回生からは(しようと思えば)楽できる、という感じです。
あと、他学部と比較してみると
- 全学共通科目の選び方に柔軟性がある
- 外国語科目が多い(場合が多い)
- 試験よりもレポートが多く、基本的には単位が降ってくる
- 卒業論文(12単位)にはほぼ全員が苦しむ
こんなところだと思います。
4年間の流れ
1回生:全学共通科目がほとんど。吉田南に常駐。
秋に系分属。
2回生:全学共通科目は外国語が主。学部専門科目は基礎となる講義が主。
秋に専修分属。
3回生:学部専門科目は演習や特殊講義といった専門性の増したものが主。
4回生:基本的には卒業論文に集中。
こんな感じです。上述通り、2回生まではどうしても忙しくなってしまうかと思います。
このあたりは私の実際の時間割も見せながら、また別記事にまとめてみたいと思います。
【追記】
時間割は以下記事もご覧ください。
ただし、上記はあくまでも卒業まで最短を目指してまじめにやった場合です。
イレギュラーな例は山ほどあります。それも、学問に邁進したいという非常に前向きな理由から、堕落した*6などの後ろ向きな理由まで千差万別です。
太字に書いてあるところも説明したいと思います。
京都大学文学部では、まず系に分かれ、その後専修に分かれます。
ざっくり言うと
系=コース、専修=研究室
こんな感じです。
まず、最初の系ですが…
ぶっちゃけ何でもいいです。(いや存在意義)
ここで選択肢が狭まってしまうことはほとんどありません。
ただ、2回生から意識して単位を取っていかないと少し苦しいかもしれない、くらいです。
次の専修…が超重要。
あなたがどの教授のもとで指導を受け、どんなテーマで卒論を書くかがある程度決まってしまいます。
とは言っても、謎に社会学が人気でセレクションが行われる以外は、特に条件などありません。あなたが行きたいところにほぼ100%行くことができます。
この自由さは、京都大学文学部の魅力といえるかもしれません。
卒業後の進路
少し古いですが、2017年度の例で行くと…
- 就職 66%
- 進学(大学院) 24%
- その他 10%
どうでしょう、思ったより就職しているんじゃないかと思います。
思ったよりその他(行方不明など?)も少ないですね。
ここで気になるのは
文学部って就職弱いんじゃないの?
とかじゃないでしょうか。
私の結論を申し上げると
就職に興味ない人が多い。
思考スキル自体に問題はないが、やはり実用的なスキルは不足している。
です。
特に楽に公務員などを志したい方は、経済学部や法学部をおすすめしておきます。
取得可能な資格
以下のような資格が取得可能です。
- 教員免許(中高の国語、英語、社会)
- 学芸員
- 図書館司書
ただし、これらの資格を取るには…単位が必要です。
しかも、この単位は多くが要卒単位に含まれません。
つまり…取らなければいけない単位が人の1.5倍とかになります。
教職なんかは、つぶしが利くなどの理由で取得を検討する人も多いかと思いますが、生半可な理由で取り始めると苦しむことになります。事実、周りで断念した人も見てきました。
この辺りは、ぜひ入る前から計画を練っておくとスムーズではないかなと思います。
課外活動
もうここまで書いていれば自明化と思いますが、普段の生活がそこまで厳しくないので課外活動もやりやすい環境にあります。
学業をちゃんとやりながらでも、サークル・バイトをこなすことに問題はありません。
とはいえ、多くの人がどこかでバランスを崩していきます…不思議ですね。*7
いわゆる「キャンパスライフ」がちゃんと送りやすい学部になっております。
まとめ
- 人間の生み出すあらゆるものに目を向けるのが文学部(人文学)
- 要卒単位にそれほど厳しさはないが、外国語・卒論の重みがある
- 2回生までは頑張りが必要
- 一概に就職に弱いというわけではない
- 教職は生半可な想いではとることができない
- 京都大学文学部はおすすめ
雑なまとめですが、この記事はこんなところにしておきたいと思います。
また気が向いたら、加筆・訂正したいと思います。
→時間割は別記事にあります!(記事半ばをご覧ください。)