諸行無常日記

京大文学部卒の社会人が書きたいことだけを書いていきます。

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【社会人3年目】新卒で入った会社を辞めました。#11【就活振り返りあり】

こんにちは。TsutayaPです。

この度タイトルにある通り、新卒で入った会社を退職することになったので、その記録を残していこうかなと思います。入社してから2年4ヶ月です。*1早かったですかね。

この記事は前職を非難する目的で書くのでなく、自分がなぜこの決断をするに至ったのかをまとめて残すために書いています。

単なる一般人の戯言として読んで頂けると幸いです。

社会人2年目までの感想も少しまとめた記事があります。

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目次

 

入社前

就職活動の振り返り:働きたくない

1年の浪人を経て大学に入った私も大学3回生になり、嫌でも就活について考えないといけない時期がやってきました。

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ところが私はこのころ現実逃避の真っ最中でした。

具体的には単位をとってしまって空いた時間のほぼ全てをバイトに費やすようになりました。

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大学3回生の6月1日にマイナビインターンサイトがオープンするのは知っていたので、即日登録は面白がってやってみたのですが、夏インターンに応募することはありませんでした。

私の周りにいる人(主にバイト仲間やサークル仲間)は、理系で大学院生になる人がほとんど、それ以外も就活ガチ勢は少なかったので、夏時点で危機感のようなものは一切ありませんでした。もうすでに怪しい匂いがします。

 

その後、私にあった微かな記憶*2を頼りにマスコミの専攻を受けるも当然のようにお祈り。

それと同時に1Dayインターンには少しだけ行くようになりました。

これも自分の意思ではなく、周りが行き始めたのが大きかったです。周りに流されまくりですね。

とはいえ、行った企業に特に興味を持つこともなく、軸が定まらないまま3月1日の就活解禁を迎えることとなりました。

 

しかしながら、さすがにヤバさを覚えた私は、とりあえずESを量産して応募することにしました。そして、そのESを書く過程と知人の「君は外面が真面目に見えるから硬い企業の方が向いてそう」*3という言葉を頼りに(とりあえず)軸を定めてみました。

  • 大企業寄り:内面はともかく、学歴や資格で採用してくれる会社の方が可能性高?
  • 公共性:インフラ寄りの企業の方が受けが良い?
  • 国際性:私の希望、TOEICの点数で勝負!笑

上記のような感じです。まあ少々雑な気もしますが。

ということで、何の熱意もなかった私の就職活動はいよいよ終盤戦へと向かいます。

 

入社した理由:クズの思考

上述の通り軸を絞って相変わらずとりあえず応募を続けていた私ですが、志望動機が練り切れておらず、面接での苦戦が続いていました。

見たくれはいいのでESやWebテストで落ちはしないのですが、面接に行くと薄っぺらい志望動機がバレてしまう感じです。しまいには面接に行くのを放棄するようにもなりました。ひどい。笑

それでも少しずつ自分の志望動機がちゃんと話せる会社も増えては行きました。結局残ったのは以下のような企業です。

  • ITインフラ系
  • 海運系
  • 大学職員系

最後の大学職員はワークライフバランスを考えると悪くないが、新卒で行くのはもったいないかなと思い、一応受けていこうという立ち位置。

残りの2つは同じくらいの志望度でした。

 

もう時期も大学4回生の4月半ば、すでに内定が出ている人もで始めた頃。

私に突如「最終面接のご案内」というメールがきました。びっくり。

というのも気づかないうちに、いわゆるリクルーター選考(=早期選考)に乗っていた見たいです。これはラッキーでした。

5月に最終選考を受けて、なんと内定が出てしましました。これまたびっくり。

この時点で就活のやる気がなくなった私は、一部の興味がある企業を残して面接辞退。結局残した企業は全部落ちたので、唯一内定がでた企業に入社することとなりました。

それがたまたまITインフラ系企業だったというわけですね。

 

正直どんな会社なのかよく分かっていなかったのですが、名は通っている企業だし、何となく悪くなさそうだし、受験の時みたいに浪人しなくて済みそうだし…ということで深く考えることはありませんでした。

よかったのか悪かったのかは分かりません。

何はともあれ、私の就活はクズ味たっぷりながら終わりを迎えたのです。

 

入社後

さて、割と適当〜に決めた就職先はどうだったのかというと…。

よかった点

以下3点はよかった点として挙げられそうです。

  • 配属先の職種
  • 配属先の上司
  • ITに少し詳しくなれた

1点目ですが、文系の私は当然営業に配属されるものと思っていましたが、運よく企画職に配属されたのは幸運でした。

営業は向いてなかったと思いますし、もし配属されていたらそれこそ1年で辞めていたことでしょう。笑

様々な苦労はあったものの、1年目から当初憧れていた企画の端くれを体験できたのは確実にプラスだったなと思います。

 

2点目もありがたかったです。ある種、職種ガチャより重要だったかもしれません。私を直接指導してくださる上司は自分より一回りは年上で経験十分。加えて頭が切れる方だったので、教えてもらったことを割と素直に聞けたのはよかったです。

私にはExcelPowerPointのスキルが一切なかったのですが、その辺りから丁寧教えてもらったので、頭が上がりません。

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3点目は苦しさに耐えてよかったなと思う点です。特に業務上「Microsoft 365」に詳しくならざるを得なかったので、その知識を身につけることはできました。簡単な資格もいくつか取りました。笑

全般的な資格としても「応用情報技術者試験」に合格できました。これで、いざとなればどこかの情シスでも働ける最低限の知識くらいは身につけられた…はずです。

自分がどれくらいの知識を持っているのかは、転職先でも確かめてみようかなと思います。

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気になった点

逆にどういった点が不満になったのかもちゃんと書いておきたいと思います。

  • 自分のITへの興味のなさ
  • 配属先の人手不足
  • 組織編成の問題

1点目は完全に自分の問題です。

MS資格やIT資格も取ってみましたが、どんなに勉強してもITへの強い興味を得ることはできませんでした。IT企業で何年も続けていく自信がなくなってしまったんですね。

とはいえ、これは今後転職しても同じ問題がつきまとうと思っています。なので逃げという気もしますね…。

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2つ目も固有の理由ではなく、大企業・中小企業を問わずあるあるの理由だと思います。部署が抱えている仕事量に対して人手は圧倒的に足りていない。

加えてその不足を正社員で補える未来はなく、さらには派遣社員でも補えそうにない。これはかなり厳しいと言わざるを得ませんでした。まあこれについても、自分が興味を持てる仕事だったら頑張れた可能性はあるので、副次的な気もします。

 

3つ目もあるあるだと思います。

組織が大きいが故にミッションは縦割りで、どの部署も「やらない」という仕事が発生してしまいます。それを最終的に引き受けるのは、いわゆる「何でも屋」の企画職になりがちでした。故に力は尽きますが、文系卒で知識のない私にとっては苦しい要因の一つでした。

その一環で簿記も取りましたね。笑

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ということで3つの理由はあくまで複合的な要因の1つでしかないということが分かったのですが、一番大きかった要因は何だったのかというと…それは次の項目で書きたいと思います。

 

転職活動

始めた時期:転職は突然に

明確に転職を意識したのは、2021年10月。入社1年半ごろのことです。

きっかけは…人事制度改革です。よくありそうな話です。笑

主な変更点は「ローテーション廃止」「給与制度」の2つ。

 

前者は特に決定打になりました。数年で全く違う部署に行けると思って、それをモチベーションに働いていたのですが、完全に可能性が絶たれてしまいました。

無論異動する方法自体はあります。自分で手を上げて採用してもらうという公募制がありはしましたが、それはいわば「社内転職」とも言えるもので、「社外転職」とやることは大差がないわけです。これは、転職を意識せざるを得ませんでした。

 

後者は前者に比べると小さいものでしたが、それでも影響はありました。管理職とそれ以外で給与体系は大きく異なり、自分のキャリアプランを早々に決める必要が出たのです。

加えて、その変更によって割を食う人(=年収が下げられる人)が出てきて、それが自分のお世話になった人から出たのも大きかったです。できる人なのに、制度変更の負の部分を負わされるのはしんどいなと。無論彼らはそれさえもエネルギーに変えてやっていかれるのだと思いますが、自分にとっては大きな出来事でした。

 

活動の軸

実は活動の軸は大きくは変えていません。再掲します。

  • 大企業(寄り)
  • 公共性
  • 国際性

ただし、比重を少し変えてみました。特に最後の「国際性」を重視しようと思いました。

少し働いてみて、残念ながら仕事に興味が持てないことは分かりました。であれば、それ以外の部分に働く意義を見出したいなと思うようになりました。

そのうちの1つが「国際性」です。少し言葉が大袈裟なのですが、要は海外赴任できる可能性が高かったり、自分の語学力を伸ばせたり、そんな企業がいいなと思うようになりました。

少し安心したのは、自分が就活時代に捻り出した軸はそんなに悪くなかったということです。とはいえ、今回はIT系は対象から除外しましたが。笑

 

やってみての感想

働きながら転職活動をすることの厳しさを身をもって感じました。

  • そもそも時間がない
  • 危機感が持てない

1点目、フルタイムで働いているのに、それ以外でESを書いたり、面接対策をしたり、実際の面接を行ったりするので、やっぱり時間が足りません。

一人暮らしでもこうなので、ご家庭があればもっとしんどいのだろうと思います。

やりきるには強い動機/モチベーションが必要だと感じました。

幸いにもテレワークが多めだったので、オンライン面接をしやすかったのは良い点でした。スーツに着替えてPCの前に座るだけ、負担も少なかったように感じます。

 

2点目、働いてお給料ももらえているので、生活としては安定しているわけです。「最悪落ちても大丈夫」という思いが残る中で転職活動をするのは難しいなと思いました。新卒の時の「落ちたら就活浪人」とは事情が違います。

故に、会社が死ぬほどブラックとか上司がめちゃくちゃパワハラのように、差し迫っていない人が転職活動するにあたっては、己のWillがかなり必要です。甘い気持ちではうまくいかないんだなと思いました。*4

 

今後について

新卒の時、少し行ってみたいと思ったけど落ちた企業に入ることとなりました。思うことを少しだけ書いておきます。

抱負/やりたいこと

とにかく「どんな形でも仕事で海外に行くこと」です。まずは出張、できれば赴任といった感じです。そのために、必要な能力は順次伸ばしていきたいなと思います。

あとは、20代の間に社会人としての基盤を身につけ、次の転職をする際にスキル不足で困らないようにしておきたいです。

具体的は転職先で(できれば)2部署を経験して、スキルを以てして転職できるようになりたいなと思います。

そのために、まずは今年度はがむしゃらになって業務を覚えて、早期の1人立ちをしたいなと思っています。*5

 

気をつけたいこと

まずは「知ったかぶりをしないこと」です。とにかく、新人であるという身分を生かして、分からないことはガンガン聞いて、どんどん賢くなりたいと思います。

あとは、「不満を言いすぎないこと」です。業務/部署/会社に対して無理な不満を言わない、人に対して無駄な陰口や愚痴を言わない、こういったことを大事にしたいです。

かなり人として高い目標な気もしますが、諦めずに頑張りたいと思います。笑

 

まとめ

  • かなり適当だった就職活動、インターンはほとんど行かず
  • とりあえず応募の数を稼ぐ、面接はぶっちしがち
  • 1社出た内定を信じてそのまま入社
  • 配属ガチャは比較的成功したが、そもそもITに興味がなかった
  • 小さな不満に加え、人事制度改革が決定打となって転職を決意
  • 半年かけて思いをブラッシュアップ、無事に転職活動終了
  • 20代のうちに基盤を築くべく、転職先で精進する所存

ということで、現時点での思いは雑ながらもおおよそまとめきったかと思います。

また来月以降も(余裕があれば)、転職後のキャッチアップの様子を書いていければと考えています。

未来はどうなるか分かりませんが、前向きに頑張っていきたいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

興味がある方は以下も是非ご覧ください。

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*1:まさか辞めることになるとは。

*2:マスコミって選考早かったよなあという記憶。

*3:褒めてるのか、貶してるのか…。笑

*4:私も半年くらいかけて本気モードに切り替えました。

*5:崇高な目標だが達成されるのだろうか…いや達成せねば。