こんにちは。TsutayaPです。
ブログを書きはじめた頃から、いつかは記事にまとめておきたいと思っていたテーマに手を出そうと思います。
もっと記憶が鮮明だったうちに書いておくべきだったと思うのですが…。笑
たまにOB面談などを受ける機会もあるので、おそらく損ないでしょう。
まとまりのない記事にはなりそうですが、全体と言わず一部だけでも参考にして頂ければと思います。*1
目次
筆者の基本情報
このブログに登場している情報の寄せ集めですが、この記事の前提として再掲しておきます。
- 京都市内の公立中高一貫校(理系)→河合塾(一浪)→京都大学文学部
- 中高では陸上競技部に所属、それなりに時間を費やす
- 大学では文化系サークルに所属、それなりに時間を費やす
- サークルが暇になった3回生からはバイトに時間を費やす
- 資格はTOEIC910点が唯一の武器、ただし留学経験はなし
- 夏インターンの参加なしで、就活本格解禁の3月時点で明確な志望企業なし
各情報は別記事にまとめていたりします。
進め方
私の就職活動は一応3回生の6月から始まっていました。
その後いかにして内定を頂くことができたか、少し順を追って、また項目別に見ていこうと思います。
自己分析
なんとなく重要という話を聞いていましたが、ろくすっぽしていませんでした。
就活テクニックに見える項ではありますが、志望業界を決めることに有用で、ひいては自分の人生の指針を決める上でも重要なので、この機会にガッツリやっておいて損はないと思います。
やり方は様々で巷に出回っているので、細かく言及はしませんが、例えばストレングスファインダーをやってみるというような方法も一つではあります。
私はどうしたかというと、3月になって本格的にESを書きながら、なんとなく練り上げていくという方法を取りました。(当然ながらあまりおすすめできません)
面接やリクルーター面談などで話した際の相手のリアクション、あるいは他志望者の話し方を見ながら、程よく「自分らしさ」が出せるようにブラッシュアップしていきました。
その結果、主に以下のような項目を書くことが多くなりました。
- 粘り強さ:長距離走/マラソン、あるいは文字数の多い書道作品に取り組んだ経験から
- 計画力:アイデアができた後実行に移すという意味で、サークル/バイトの経験から
- 個別最適化:人の長所を見極めて対応や配置を考えることで、これもサークル/バイトの経験から
上に書いたような項目はおそらくありがちで、多くの就活生が口にしている強みだと思います。
ちなみに、この中でも武器にしていたのは一番上です。理由としては、下の二つよりは被りづらい、そして私のこれまでの経験から説得力を持たせやすいということがありました。
「マラソンを○回走りました」「1週間かけて書道作品を書き上げました」というのは非常に分かりやすいので受けが良かった記憶があります。
こんな感じで、それぞれ話しやすく、かつ競争の多くない項目が自己分析として出すのは、一つ重要なことなのかなと思ったりしました。
就活の軸
私が度々挙げていたのは「公共性」と「国際性」という2つです。
- 公共性:多くの人の生活を支えるものであるということ
- 国際性:海外進出をした際に勝算がある、あるいは既に海外でも手広くやっているということ
察しのいい方はわかると思うのですが、実はこの項目は非常に多くの企業に当てはまります。そもそも、企業は大体人々の生活を支えるために存在していますし、今自分海外事業に手を出していない企業なんてありません。笑
なので、私は割り切って「ちゃんと就活の軸もありますよ」ということを示すために使っていました。あとは、唯一の資格であるTOIECの点数がどこかで生きてきたらいいなと思っていました。
上は一般的にいう「就活の軸」で面接でも度々聞かれる事項ですが、裏では以下のような軸も存在しています。
「やりがい」「収入」「ワークライフバランス」のどれを大切にするか
この3つはトリレンマとも言われていて、3つが共存することはほぼなく、2つ取れるけど1つは取れないとなることが多いです。
例えば…以下のような感じです。あくまで例示として出しているだけです。*2
- コンサル:やりがいと収入はあるが、ワークライフバランスはない
- ライフライン系:収入とワークライフバランスはあるが、やりがいは薄い
意外と「やりがいとワークライフバランスはあるが、収入は低い」がないかもしれません。笑
私は激務業界を避けて、あとはやりがいと年収のバランスをうまくつけられそうなところにしようという方針に落ち着きました。
志望業界/企業
上の軸を踏まえつつ、基本的にはインフラ系企業を志望業界としていました。
鉄道、電力、ガス、海運、石油、通信(IT)みたいなやつですね。
普通に良さそうだなとも思っていましたが、就活のどこかの段階で「なんか真面目そうな顔だから、真面目そうな業界に向いてそう」と言われたのが要因にもなっています。
その他、他に検討した業界も書いておきます。
大学職員:元々大学が好きだったので、それなりにありかなと思ってかなり応募したりもしました。土曜日出勤のところが多いので、その辺りがネックにはなりそうです。また海外要素はほとんどありません。
公務員:意外と性分に合っているかなと思いましたが、そもそも勉強をするのがめんどくさかった、収入が予想よりも低かったことなどから敢えなく断念しました。
テレビ業界:めちゃくちゃ興味はあったのですが、周知の倍率の高さから敢えなく断念となりました。笑
具体的な企業については、就活の軸と照らし合わせて説明しやすい、かつ心惹かれる企業に絞っていきました。
「公共性」は等しく満たしている気がするので、それよりは「国際性」の方に重きを置いていた気がします。国内事業と海外事業の割合や具体的な事業内容について調べたりしました。
対策
これも項目として用意しないわけにはいかないと思うので書きますが…あまり参考にならない可能性大です。
Webテスト
こういってはあれですが、元々のポテンシャルに頼っていた部分が大きいです。笑
ご存じのように内容は小学校〜高校初等レベルの国語、数学、英語なので、受験勉強に強かったタイプは苦労しないのだと思います。
とはいえ無対策は怖かったので、対策本は一通りやってみました。
よっぽど点数が悪くなければ落とされることはないので、ひどい二日酔いでウケるとか、全部勘で答えるみたいな愚行をしない限りは大丈夫だと思います。
面接/グルディスなど
私はこちらの対策が疎かになっていましたが、本当に後悔しています。
webテストなんかよりよっぽど練習をしておくべきだと思います。
まずは面接に向けて。何と言っても事前準備。面接前にHPを最低でも1時間は見ておく必要があります。
本気で受かりたい企業なら1週間、いや1ヶ月見ても損はないです。
企業理念、事業内容、今の中期経営計画、最近のトピックなど、とにかく何でも情報を入れておくことが重要です。
なお、私はこれが欠けていた気がします。
次に面接/グルディス共通ですが、型を手に入れておく方が安心です。ネットに転がっている情報や本などでコツを知っておくことは損にならないはずです。
巷で有名な下記のようなものもありますので、内容については自分で少し選んだ方がいいとは思います。
最後に…実践あるのみです。
もちろん模擬面接などを経ておく方がいいと思いますが、私のようにめんどくさがりの人でも、本番面接ごとに振り返りをするのはマストだと思います。練習しないならこれくらいはということですね。
相手のリアクション、あるいは直接のFBを元に、自分の言葉を再構築していきます。
そうしていくとどんどん面接は上手くなっていくはずです。最後に残る問題は、その面接習熟度が6月より前に内定レベルに達するかどうかです。
これは常に意識しておきたいポイントです。
私はというと…GW明けからようやく人並みになってきたような気はしました。
その他
私はこれといってやらなかったので、非常に反省しているのですが…情報収集の一環として「業界地図を読む」と「OBOG訪問をする」はやっておいて損がないと思います。
特に後者ですが、今はビズリーチキャンパスやmatcherといったオンラインのシステムも充実しています。自分が興味を持った企業については、生の声を自分から拾いにいくことはかなり有用です。
ちょっとずるいですが、面接での志望理由において「人で決めました」というのは奥の手(常套手段)ですが、その際に「御社の社員とお会いして…」と一言添えられるのは、かなりの説得力になります。笑
実際の選考
スケジュール
当時Googleカレンダーで管理していた残骸が残っていたので、企業名などにモザイクをかけて載せてみました。黒いやつが全て就活関連の予定です。
まず就活開幕の3月から。説明会が中心ですが、比較的勤勉に行っていたことが分かります。ほぼ毎日埋まっていますね。
加えてESも書いていたことから、この時期が一番忙しかったとは思います。とはいえ、面接などはないので、まだ大きなプレッシャーはかかっていません。
ちなみにでかでかとある「インターン」はなぜか台湾に行っていたものです。これも機会があれば記事にしたいと思います。*3
続いて4月。ESの結果が出始めて、本格的に面接が始まっていきます。
時間的には余裕ができたので、バイトやサークル活動もちょこちょこやっていました。
ただ、面接という場に向かうためにそれなりに準備が必要、かつ結果がはっきり出始めた時期だったのでメンタルは削られていきました。
最後に5月。GWが明けると早い人は最終面接を通ったり、あるいは企業を決めていたりして、焦りだけが募っていきます。とはいえ面接がないと予定は埋まらないという苦しい時期でした。
結果的に後半は通常生活に戻ることができました。
ES
約25提出→約20通過
学歴や資格(TOEIC)などの見た目だけは良かったので、通過率は割と良かったのかなと思います。他のちゃんとやっている人ならほぼ100%通っていそうです。
もっともESは、いわゆる「ガクチカ」を使い回すことができます。そして、書いているうちに洗練されていくので、これも通過率アップに寄与したのかなと。
このブログを続けているように、比較的文章を書くことは好きなので、それは少しくらいは役に立ったっぽいです。よかったよかった。
面接
ここからは正確な数を覚えていません。就活も佳境に入って、心身ともに疲労困憊だったのだと思います。笑
面接(リク面)でお祈りを食らったのがおよそ半分だったと思います。
そして残りの多くも自ら棄権しました。この理由が非常にくだらないのですが、当時の私は関東志向が非常に強く、何が何でも関西を出たかったので、関西本社の企業は基本的に蹴っていました。なんと恥ずかしい行為。
面接という場は非常にシビアで、社会人の先輩があの手この手で自分を丸裸にしようとしてきます。そして、その度に浅はかな考えしか持っていない自分に苦しむというわけです。これに耐えられなくて面接を辞退したことも…ありました。
内々定
上のような面接事情もあって、結局初めて最終面接に行ったのは5/16と遅かったです。人によっては複数決まっていて、何ならすでに就活を終了している人もいたくらいなので、かなり焦っていたと思います。
結果的には、この初めての最終面接をくぐり抜けることに成功しました。そして、就活に対してほとんどやる気を失ったので、この時点で就活終了となったわけです。
書きながら「何て適当なんだ」と改めて思ってしまいました。
最後の方は単なる懺悔文みたい…。笑
まとめ
- 学歴とTOEICが武器だけのクズ就活生である筆者
- 自己分析や業界分析は何となく、場数を踏みながら把握していく
- 就活の軸は2つでぶれることはなかった
- webテストは基本的にポテンシャルで乗り切っていく
- 就活解禁の3月は説明会とESで大忙し
- 4月以降は面接中心で、体よりメンタルにダメージを負う
- ESの通過率はよかったが、面接に難あり
- 筆者の就活を真似してはいけない
ということで、私のクズみたいな就活をまとめてみました。
この記事は誰の役に立つんだ?という感じですが、基本的にこのブログは自分の記録用も兼ねているのでご容赦ください。
変わった方がいらっしゃれば、筆者の就活を笑ったり、あるいは1ミリくらい参考にしてもらえたりするとありがたいです。
おまけ:第二新卒で転職して
すでにこのブログでも触れていますが、私は新卒から2年4ヶ月という比較的早いタイミングで転職することとなりました。
この転職活動が比較的うまくいった*4のですが、その主要因として、自らが行った就職活動の反省を活かすことができた、というものがあります。
そしてなぜ自らの就活の反省ができたか、それはしばらく採用業務の一端を担わせてもらえたためです。
まさしく就活時代とは立場を逆転させて、私が社会人の立場で学生のガクチカや志望動機を聞き、それに対してフィードバックや評価をするという機会が多くありました。そうなると「自分のここが足りなかった」という部分が如実に分かるわけです。
これに関しては前職でいい経験をさせてもらったなと思います。社内副業みたいな制度があるなら、ぜひ人事に携わってみたいと今でも思っています。*5
考えるという行為は非常に苦しいものですが、人生の節目において、自分の人生をどうしていきたいか必死に考えることは決して無駄にはならないと考えます。…といった内容は『黄色い目の魚』(佐藤多佳子)という小説でも学びました。笑
最後までお読みいただきありがとうございました。
興味がある方は以下も是非ご覧ください。