こんにちは。TsutayaPです。
この度、オスロに来て初めての旅行として*1ベルゲンに行ってきたので、記事にしていきたいと思います。
これから結構な数の旅行計画を立てているのですが、その全てを書き記せるかはかなり怪しいですね…可能な限り頑張りたいと思います。笑
ノルウェーに来ることになった経緯はこちら。
目次
概要
まずはベルゲンってどこやねんという話から。ノルウェー南西部の海岸沿いにある都市で、ノルウェーの中では2番目に大きな都市です。オスロの次というわけですね。
人口は30万人弱ということで、それなりにはいるみたいです。
なんで行くことにしたかというと、なんとなく大きな都市から見に行きたかったというのと、世界遺産がある文化的な街だからという理由からです。
ちなみにベルゲンに限らずですが、あまりいい情報がすぐに手に入らないことがあるので、北欧全般に関しては地球の歩き方を買っておくことをおすすめします。
これさえあれば、とりあえず何も考えなくても有名スポットをくまなく周ることができます。
移動
ノルウェー国鉄(Vygruppen AS)
ということで、まずはオスロからベルゲンに移動をしないといけないのですが、距離にして500km弱はあります。東京-大阪間のようなイメージでしょうか。
飛行機で行くのが一般的らしいのですが、何を血迷ったのか深夜列車で行くことにしました。
ということで、まずはオスロ中央駅に移動。夜でもとても賑わいのある街です。
巨大なスクリーンに無数の行き先が。路線も20近くあって、さながら東京駅や新宿駅のようなターミナル駅となっています。
そのなかでも今回乗り込むのはこちら。よく見ると「Bergen」と行き先が表示されています。
今回乗り込む鉄道を運行しているのが「VY」という会社です。いわゆるJRのような存在で、電車だけでなくバスも運行しています。
今回は奮発していい席を取ってみました。私の車両は2列の座席になっています。
実際の席はこちら。かなり広いです。
しかも、なんとフルフラットになっているので、ほとんどベッドのように寝ることができました。少し明るかったのですが、アイマスクまでついているので大きな問題にはなりません。
いよいよ出発。もう12時近いと思うのですが、微かに明るいオスロ。さすがノルウェーだなと感じます。
一晩かけてベルゲンに到着。こっちはこっちで立派な駅構内です。
ベルゲン駅を外から見るとこんな感じ。歴史を感じさせる石造の建物になっていました。
ちなみになぜか帰りも電車でした。こちらは座席自体は普通なのですが、コーヒーが飲み放題という地味に嬉しいサービスがありました。*2
帰りの景色はこんな感じ。まだ雪が残っている場所もあって、ここでもノルウェー風情を感じることができました。
観光スポット
もう着いた時点で元気があまりないというのもあって、ガイドブックに従って有名スポットをさっと周ることに注力したので、比較的あっさりしていると思います。
ブリッゲン/ブリッゲン博物館(Bryggen)
ベルゲンといえばここ、という場所。駅からは10分かそこら歩けば着く場所です。
市内がコンパクトなので、歩きでも十分に観光が成立するのはいいなと思います。
近くにはお店が立ち並んでいて、普通に暖かそうな服が売られていました。
油断して夏の装いで行ったら普通に寒かったので、思わず買いそうになりました。
お土産も普通に売られていました。有名な街並みがマグネットになっています。分かりやすいシンボルのある街はいいですね。
ということで、その有名な街並みを見に来ました。引いて綺麗な写真を撮って、これでほぼほぼミッションコンプリートと言っても過言ではありません。笑
この倉庫群は世界遺産に登録されています。「ハンザ同盟」という協定によって貿易で栄えたのがベルゲンなのですが、そのためにこのような倉庫が作られたんですね。
この一個一個はいまでもちゃんと営業していて、例えばこの黄色はホテルや売店に利用されているみたいです。
奥には観覧車がありました。巷で「1人で観覧車に乗っても楽しくない」という言説が流れているのを耳にしたので、乗りませんでした。
ちょっと通路に入ってみると、隠し家のような感じでお店が立ち並んでいます。こちらはこちらで別の風情がありますね。
ブリッゲン博物館というのもあってちらっと見に行ったのですが、All Englishに嫌気が差して諦めました。何とも情けない。笑
フロイエン山(Fløyen)
ここも有名な観光スポットで、行かなければ帰れないという場所なので行ってきました。
お目当ては山頂からの景色。自分で登るのはめんどくさかったので、ケーブルカーで行くことにしました。思った以上に混んでいてびっくり。
ケーブルカーの価格は往復2,500円とかだった*3ので、まあそんなものかなと思います。
ケーブルカーが来て、早速乗り込みます。子供連れの方が多いのが印象的。後は観光地だけあって、いろんな国の方がいらっしゃった印象です。
動き出します。ちょっとずつ登っていくのを見ているのは楽しいですね。座席の上に立ち上がった幼少期のことを思い出してしまいます。
ものの5分で山頂に到着しました。めちゃくちゃ曇っているのですが、現地の人曰く雨が降らないだけまだマシなんだそうです。
景色はというと、いい感じ。ベルゲンの街を一望することができます。
例えるなら大文字山から見下ろす京都の街、みたいな感じでしょうか。*4
フロイエン山から世界各地までの距離が書かれた板がありました。
東京までは8,000km以上。えらいところまで来てしまったなという感想を改めて持ちました。
山頂にはカフェがあって、いい感じに一休みをすることもできます。
カフェだけなく公園もあって、子供達が遊ぶこともできます。子供連れが多かったのはこれがあるからなのかもしれません。
ETのような…なんか変な生き物がいました。何者だったのかはさっぱり分かりませんでした。
コーデー・ベルゲン美術館(KODE)
時間があったら来ようと思っていた場所なのですが、思った以上に時間があったので来てしまいました。
美術館に行く前に、その前にある大きな池を見ながら小休憩。綺麗な場所でした。
美術館そのものはこちら。なんでも5つの建物の集合体らしく、入場券を買えば全てに入れるという仕組みみたいです。
一番面白そうな絵のところだけ見に行くことにしました。入り口の時点でMunchをしっかりと押し出しています。
1階はノルウェーゆかりの作家の作品。特に自然と動物をテーマにしたものが多い印象でした。
熊が豚を抱いています。なんだかシュールで目に留まってしまいました。
漫画っぽい絵もありました。色んなテイストの絵があって、それなりに満足しました。
1階から2階に移動する時にあった人物画。
この美術館に作品を寄付した?方らしいのですが、名前とかはすっかり忘れてしまいました。多大な貢献があったのでしょう。*5
ここからはムンクゾーン。オスロのムンク美術館もそのうち行くしなと思いつつ、さーっと見て回りました。
ムンクといえば『叫び』しかしらないので、こんなリアルな絵があることにびっくりしました。
右の絵は結構有名かもしれません。同じ女性かは分かりませんが、こういった女性をモチーフにした作品は数多くあるみたいです。カラフルな絵で気に入りました。
時代を経るとメンタルを病んでしまって、抽象画のような怪しい絵も出始めました。ここら辺までくると『叫び』がなんとなく連想できますね。
ムンクという人がいかにノルウェーの中で大切に扱われているのか、よく分かりました。
ベルゲン大学(Universitetet i Bergen)
元国立大学オタクの血が騒いだので、少し見に行ってみました。
なんでもベルゲン大学はオスロ大学に次いで、国内2番目の大学だそうです。京大みたいなものかと思うと、少しばかり親近感が湧いてきました。
入り口にはなんか怪しい旗とモニュメントが。結局何だったのかはよく分かりませんでした。
こちらは図書館。綺麗な感じでよさげです。
とにかく緑が多くて、それこそ天気がよければめちゃくちゃ過ごしやすいんだろうなと思って見ていました。
大学に属しているミュージアムか何か。この辺りはヨーロッパらしい建築で、趣があっていいですね。空いていれば普通に観光もできると思います。*6
おそらく食堂か何か。休日だったので誰もいませんでしたが、授業があればきっとそれなりに賑わっているのだと思います。
綺麗な庭もありました。でも4年間過ごすには周りに何もなさすぎかな…と思ってしまうのは、私が比較的都会出身だからだと思います。
ちなみに人文学部では日本語も勉強できるみたいです。なかなか興味深い大学でした。
グルメ
Trekroneren
ちょいと調べたら有名と出てきたので行ってきました。港町から少し逆方向に歩きます。
早速ありました。路面店になっています。
基本的にはホットドッグのお店で、軒先には色んなソーセージが並んでいました。美味しそうです。
本日のお目当ては…Reindeerです。つまりトナカイですね。
かなり有名らしく、列に並ぶ多くの人がこれを買っていました。
実物はこんな感じ。かなりボリューミーですが、クセはそんなになく、至って普通に美味しくいただくことができました。
京大のNFで熊や鰐の肉を食べたのを少しだけ思い出しました。
Søstrene Hagelin
これもネットで調べたらさっと出てきたので行ってみました。
移動がてら魚市場というのも見たので、ちょっとだけご紹介。
仮設テントの下でいろんなシーフー路が売られています。スモークサーモンにスモークくじら?珍しそうな雰囲気です。
サーモンうまそう、食べたいという思いを堪えて移動しました。まあ、サーモンはどこでも食べられると思います。
お店はこちら。「sosterene」はsisterという意味だったと思います。
スープの他にもいろいろ頼めるんだと思いますが、トナカイホットドッグで少しお腹が膨らんでいたので自重しました。
店内はそんなには広くない感じです。回転はいいのかもしれません。
注文したフィッシュスープはこちら。パンもついてきます。
味は…シチューのような、クラムチャウダーのような、でも違う感じ。塩味というかチーズのような風味を少し感じます。練り物のようなものを少し入っていて美味しかったです。
Kaffemisjonen
最後時間が余ってしまって、いい感じに時間がつぶせるカフェを探してたどりついたのがこちらでした。
外観はこんな感じ。ものすごい坂の上に作られているのがよく分かります。
店内はこんな感じ。明るすぎず落ち着いた雰囲気で、ゆったりと過ごすことができました。コンセントもありましたが、形が違うという当たり前の事実に気づき、またまたびっくりしました。外国ではびっくりすることだらけです。
ごくごく普通にコーヒーを頼みました。なんでも大会で優勝した方がいたりする?らしいです。味の違いはよく分かりませんでしたが、普通に美味しかったです。
Starbucks
スタバ好きとしてはこれは外せないということで、行ってきました。
ベルゲンにも数は多くないですがスタバが存在します。現地の人への人気はあまりないかもしれません。笑
石造の建物の中にあります。ここはおしゃれな店舗として有名みたいです。
古き良き雰囲気が滲み出ています。オープンしてからあまり時間が経っていなかったので、人はあまり多くありませんでした。
なんか革張りのソファーやよく分からない本も置かれていました。*7
最後まで買うか悩んだベルゲンのマグカップ。小さいサイズがあったら即買いなのですが、なかったので諦めました。ちょっとだけ残念です。
まとめ
- ベルゲンはノルウェー第2の都市
- ブリッゲンとフロイエン山は外せない
- 節々から感じるムンクへの尊敬
- トナカイドッグは絶対に食べておきたい
- 海の幸も何かは食べておきたい
- いい感じのカフェは無限にある
- 7時間の電車はやっぱりしんどい
ということで、この記事はこの辺で終わりにしたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
興味がある方は以下も是非ご覧ください。