こんにちは。TsutayaPです。
この度機会に恵まれて、ノルウェー内随一の観光名所であるトロルトゥンガに行くことができたので、その時のことを記録に残していきたいと思います。
色々と大変なことはあったのですが、行けて本当によかった場所となりました。
私がなぜかノルウェーに来ることになった経緯はこちら。
目次
概要
ノルウェーにいる日本人(駐在員)というのはかなり限られている*1と思うのですが、その中で少し知り合いになった方がいて、その方からのお誘いで行くことになりました。
トロルトゥンガというのは、観光本などでも必ず紹介される有名なスポットなのですが、その立地が故にとても行きにくい場所としても知られています。
普通だと飛行機だったりバスで移動しないといけないのでかなり大変なのですが、今回は運良くマイカーに乗せて近くまで運んでいただけました。感謝感謝ですね。
オスロから宿泊地点まで車で5時間。その宿泊地点から登り始め(オッダ周辺)まで1時間強。とにかく遠いです。
とはいえ、自分が運転するわけではないのでとても気楽。長い移動時間をひたすら雑談で凌ぎました。笑
観光スポット
トロルトゥンガ:道中
上述のように、宿泊地点からアタック地点までは少々距離があるので、スタート地点に着いたのが午前9時くらい。
ちなみにくわしいHow toは下のページに書いてあります。大いに参考にしました。
早速怪しい坂が見えます。不穏ですね。
ですが抜かりなく準備いただいていたので、4kmほどショートカットをすることに成功しました。マイクロバスみたいなのが走っていて、それに乗って移動することができました。*2
そして、いよいよ真のスタート地点に到達。ここからはいかなるショートカットもできません。往復20kmのハイキング?登山?が始まります。
片道10kmとなれば、普通に歩けば2時間〜2時間半なのですが、山道なのでそうは行きません。
スタートしてそうそうに岩場、山道が続きます。容赦なく体力が削られてきついです。
ただ、天候がいいというのがありがたい。これ寒かったり、前の日が雨だったりしたら絶望だったと思います。
歩くのはきついのですが、風景はどこをみても素晴らしい。水面が綺麗なので、そのまま空を映し込んでくれます。
まだまだ続く登り坂。箱根駅伝好きなのが影響してか、こういった坂道を「戸塚の壁」と呼ぶ羽目になりました。
ところどころで見える景色が本当に綺麗です。これは湖のようなもの。
距離表示の標識にはいろいろシールが貼られていました。
やりたい放題というか自由というか。
長い間歩いてきて、ようやくゴールらしきものが見えてきました。ここまで長かった…でもゴールが見えてからも長いんですね。ここから30分強は歩いたんじゃないかなと思います。
ぐだぐだ文句も言いましたが、ようやく到着。帰りのことはさておき、達成感が溢れる瞬間でした。
トロルトゥンガ:頂上〜下山
ここからまずやることは、写真撮影。…のための列に並ぶこと。
ベストスポットと呼ばれる場所が一つしかないことに加えて、各グループがそれぞれ単独で写真を撮ることもあって、めちゃくちゃ長蛇の列でした。
だいぶ近づいてきました。ウクライナの国旗を掲げて写真を撮っている人も。
本当にいろんなところから人が集まっているんだなと思います。
ひとまず写真は撮り終えて(被写体として)、今度は写真を撮る番。
こんな感じで崖に座りながらいい写真を狙います。ぶっちゃけ、舌に立つよりもこっちの方がよっぽど怖かったような気がします。
誰もいない隙に写真を一枚。あらためて見るとめっちゃ綺麗ですね。
この地形が自然と形作られたことに、荘厳さというか自然の偉大さを感じるばかりです。
ちょっと引いてみて。天気だけが懸念材料だったので、これだけ晴れているのは奇跡みたいです。これは持っているなと思いました。
当然ご飯を出してくれるような店は何もないので、下のスーパーで調達してきてパンや具材でピクニックを開催。
これだけ動いて達成感のある中で食べるものは、どんなものであってもおいしいというものです。*3
なんか石を積んであるのを発見しました。みんな登ってきて疲れているから、体を動かす以外のことをして休みたいのでしょうか。笑
ということで山頂で数時間過ごし帰ったわけですが、帰りは行き以上に体にきたこと以上に特筆すべき点がないので、割愛します。
ローテフォッセン滝(Låtefossen Waterfall)
ここからは下山後の話です。車でホテルに帰りがてら、気になる場所に寄ってみました。なんか滝みたいなのがあって、そのスプラッシュに光が反射して虹みたいになっていたんですね。
こんな感じの滝が何箇所もありました。
虹と滝を合わせた写真も撮れました。
滝の勢いが凄くて普通に濡れましたが、運動後のいいリフレッシュになった気がします。
リューカン=ノトデンの産業遺産(リューカン側)
トロルに行ってしまえば帰るだけという展開ではあったのですが、そのまま帰るだけではつまらないということで、どこかに寄って帰ることにしました。
変わらない緑の風景と放たれる羊。
ノルウェーののどかな風景が延々と続きます。
リューカンの街に到着しました。
人は全然多くないものの、街がしっかりと整っている感じがします。
恐らく図書館か何か。
何ともヨーロッパらしい素敵な出たちです。
図書館前の広場はこちら。
大きなチェスボードと駒が置かれていたのが印象的です。
川が流れていて、何だか心が落ち着きます。
こちらが恐らく工場。アンモニアや重水、あるいは水力発電の施設が立ち並んでおり、その歴史が評価されたことによって世界遺産になったという流れらしいです。
世界遺産というのに本当に誰もいなかったのですが…そのおかげで却ってゆっくり過ごせたような気がします。
グルメ
Sjøormen Kro(Seljor)
オッダに向かう途中の街でご飯を食べました。もう場所によっては全然店がないので、ほぼ選択肢がなかったわけですが…。
田舎あるあるですが、とにかく駐車場が馬鹿でかい。
そして日本では見られない光景ですが、電気自動車の充電用のスペースが確保されていました。ハイブリッドが当たり前なんですね。
料理はこんな感じ。気を抜くとすぐに外れを引いてしまうのですが、普通においしくて安心しました。
でも…ジャガイモはもう要らないかも。笑
Extra Odda
ここはレストランというわけではないですが、トロルに向かう前にお昼ご飯を買い込んで行った場所です。恐らくチェーンのスーパーか何かだと思います。
店の隣には廃墟らしきものもあります。かつては工場などがもっと周りにあったのでしょうか。
店の中ではこんな感じにラップされたサンドイッチなどが売られています。
後は見るからに甘そうなドーナツも売られていました。いかにもミスドチックなドーナツだったので、ついつい買ってしまいました。
Dong fang resturant(Rjukan)
旅行中最後、リューカンで寄った中国系レストランです。
食事とは全然関係ないですが、なんかイケてる銅像があったのでパシャリ。
お料理はこんな感じ。割と日本人の口に合う感じの中華になっていて美味しかったです。
まとめ
- ひょんな話からノルウェーで有名な絶景スポットに行くことに
- そもそもオスロからスタート地点で車で5時間という距離感
- トロルの絶景ポイントまでは片道10km
- トロルの舌はぱっと見怖いが、実際に乗ってみるとそれほどでもない
- ノルウェーの変わらない風景がクセになったり、退屈になったり
- ついでのリューカンという世界遺産も見学することに
おまけ:ホテル紹介と懺悔
ちなみにですが、泊まったホテルはこんな感じ。かなり綺麗でした。
価格が高かったので、人との相部屋でした。
ホテルの前に湖があって、朝などは特に絶景でした。
しかし、日によっては突然朝霧がかかることも。気温差が大きいんですね。
より幻想的な景色になっている気がします。
売店ではすかした言葉が入ったTシャツも売られていました。
ここからするのは懺悔ですが、トロル登頂して帰ってきた後ワインを飲みすぎた結果、見事につぶれてしまい…それはそれは同室の方にご迷惑をかけたということで、この場でお詫びしておきます。
ということで、色んな意味で忘れられない思い出になりました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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