こんにちは。TsutayaPです。
先日、長らく行きたかったイタリア旅行を実現させてきましたので、その時のことを記事にしていきたいと思います。
…行ってから1ヶ月以上経っているので記憶が若干怪しいですが、頑張って書いていきたいと思います。
前編であるローマ編はこちら。
目次
移動
ローマからフィレンツェ、フィレンツェからミラノまでは高速鉄道(日本でいう新幹線に近い?)で移動することができます。もちろん色々とトラブルはありますが…。
見た目はこんな感じ。かなり新幹線に近いですが、色合いは日本にない渋さがあってかなりかっこいいように思います。
中も広々としていていいです。日本で新幹線文化に染まっているだけあって、こういう列車やユーロスターにはついつい関心してしまいます。
観光スポット
とりあえず何があってもプランはここから、『地球の歩き方』はいつでも役に立ってくれます。*1
ピサの斜塔(Torre di Pisa)
地理的にはかなり微妙な位置だったのですが、イタリアで元から知っている数少ない名所だったので、無理を押して行くことにしました。フィレンツェからも電車で1時間くらいかかります。
かなり朝早くから行ったのですが、人気スポットだけあってすでに多くの人が来ていました。
いよいよ本物とご対面。すごい…傾いている…という当たり前の感想を抱くなどしました。
荷物を預けて、いざ塔に登ります。チケットごとに登れる時間が決まっているのですが、ちんたらしていたらその時間を過ぎてしまっていて少し焦りました。
中には傾いていることの証明が。本当にびっくりするくらい傾いています。
エレベーターなどというものはないので、上まではひたすら螺旋階段を登っていきます。地面は傾いているし、ずっとぐるぐるするしで若干グロッキーになりかけました。
ようやく展望台に到着。ここでも傾きがよく分かります。若干気持ち悪くなりました。
街並みが見えます。いい景色。ところが私は高所恐怖症とのダブルパンチでかなり限界に近い。笑
展望台真ん中部分には鐘もありました。一緒に来る人とそのタイミング次第ではかなりロマンティックな経験になるような気がします。
ミラノのドゥオーモ(Duomo di Milano) / ガッレリア(Galleria)
実はフィレンツェ/ピサの思い出というのはピサの斜塔以外に大したものはないので、もう次のミラノの話に移ってしまいます。
奥に見えるのが最大級のゴシック建築とのことです。
なんかかっこよさげな銅像がありました。何者なのかちゃんと把握するのは諦めました。笑
ゴシック建築の近くまで来ました。確かチケットを持っていたはずなのですが、疲れていたり色々あったりして諦めました。旅行というのは周到に準備して、いくつかを諦めるくらいがいいのかもしれません。
広場にはやたらと鳩?が群がっていました。誰かが勝手に餌をあげているのかもしれません。
こちらはガッレリアと呼ばれるショッピングモールの入り口。出たちが違う。流石イタリアというのを感じさせる作りです。
中に入っていきます。さながら東京ディズニーランドのエントランス付近の雰囲気を感じます。ワクワクする感じがいいですね。
PRADAなどの高級ショップも見えます。当然私にはそれらを買うお金はないので、黙って見て回るだけで終わりました。まあ、人生そんなものだと思います。笑
スフォルツェスコ城(Castello Sforzesco / ミラノ)
近くに何となく良さげな観光スポットがあるという情報を『地球の歩き方』から得たので見に行って来ました。*2
何でも15世紀には完成していた古城で、建築にはかの有名なレオナルド・ダ・ヴィンチも関わっていたとのことです。
そうやって聞くとありがたみが増してくる気がします。
お城の入り口付近にある広い広場。というか庭に近い気も。
右側にライブ会場的なセッティングを発見。こんな歴史あるところでフェスでもやるのかと不思議に思ってしまいました。
細部までしっかり作られているのが分かるいいお城でした。監視塔?か分からないけど、かっこいいですね。
なんか肖像画もありました。多分このお城に関連する有名な人なんだと思います。*3
奥まで進むとこれまた立派な建物が。でもまだここは無料ゾーンで、この奥にはもっと広大な有料ゾーンがあるのだと思います。
門?の中はこんな感じ。やっぱり細部まで手を抜かない感じが素晴らしいです。
門をくぐってここまで来ましたが、お腹が空いたので引き返しました。要所要所をかいつまんだ観光の仕方だけが上手くなっている気がします。*4
サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会(Santa Maria delle Grazie / ミラノ)
ミラノに来た最大の目的と言っても過言ではありません。『最後の晩餐』という名作を見に教会まで来ました。
公式のチケットは売り切れていたので、裏?から購入する羽目になりました。*5
通常の3倍くらいはしたので、かなり痛い出費ですが…仕方ないです。
ツアーの時間になったので、みんなで中に入っていきます。入り口はこんなにこじんまりしているんだ、という驚きがありました。
長い廊下を進んでいきます。
この教会も戦争の被害を多分に受けた場所らしく、写真ではかなり悲惨な状況が残っています。日本同様の状況だったのかと思うと…何とも切ない気持ちになります。
そしてその際、『最後の晩餐』を守るために土嚢を積んでいる様子がこちら。
このように名画を守るための苦労があったのかと思うと、今無事に絵を見られることがよりありがたく感じるというわけです。
こうしてようやく目的の名画とご対面。人気すぎるので15分という制限つきです。
こんな感じの広い部屋にあります。みなさん名画に釘付けです。
人数がある程度制限されているので、落ち着いて見ることができたのはよかったです。
反対側にはこれまたそれなりに有名な別の絵があったようですが、詳細は覚えていません。
高いお金を払ってでも見る価値はありました。凡人にでも分かる素晴らしい絵でよかったです。
グルメ
気を取り直して、美味しかったものを書いていきます。
RISTORANTE PIZZERIA L'EUROPEO(ピサ)
「ピサでピザを食う」という過度に交渉なオヤジギャグが言いたいがために探しました。*6
お店の内壁には世界のお札が貼られていました。ポーランドのクラクフでも同様の光景を見ましたが、結構ある風習なのでしょうか。
目をこらして見ていると、日本のお札も発見。少し古いですが。
何はともあれ、こういう異国の地で日本のものを見つけるとついつい嬉しくなってしまいます。
美味しそうなトマトと貝のピザ。文句なしにうまいです。
うまいピザとパスタがある限り、イタリアでは生きていけるかもしれないです。*7
ついでにビールも飲んじゃいます。昼から飲んでも怒られない、何にも影響しない旅行は最高です。
Ristorante Galleria(ミラノ)
ミラノに来て初めての食事。ガッレリアの中からちょっと良さげな店に来てしまいました。お金が…やばい…。
店内も豪華な感じ。バックパッカーみたいな格好をしていたので、ちょっと浮いていたかもしれません。
ビールばっかりだったのですが、ここにきて初ワインを。多分普通の赤ワインだったのですが、雰囲気補正でおいしく感じます。
カツレツ。ちゃんと覚えていないのですが、ミラノ風カツレツか何かだった気がします。
そんなには厚くなかったので噛み切りやすい。味もしつこくなく、でもほどほどの旨味があって美味しかったです。
なんかお通し的なデザートも付いてきました。見た目通り、味もサービスも素晴らしいいいレストランでした。
Bistrò(ミラノ)
ミラノのご当地グルメを求めてやってきました。ちょっと自然派レストランの匂いがするのですが、果たして…。
予定通り、オッソ・ブーコを注文しました。ちゃんと仔牛の煮込みが出て来て一安心。
贅沢して、デザートのティラミスまで頼んでしまいましたが、またこれが美味。
イタリアに来てよかったと心底思いました。
the Starbucks Reserve™ Roastery Milanothe Starbucks Reserve™ Roastery Milano(ミラノ)
スタバ好きの私としては外せない場所。世界に数店舗しかない特別なスタバが、なぜかミラノに存在しています。見た目からしてすごい。
外では優雅に人々が過ごしています。こんな空気感が日本にもほしい。
おしゃれな看板。ついつい写真を撮ってしまいます。
中はこんな感じ。結構主張が強い。
あとは、いろんなものが売られているのが印象的でした。
何か金ピカのグラスみたいなのも置いてありました。
スペシャルな店舗というだけあって、ここでしか売っていないグッズがたくさんあるようでした。
せっかく来たのでチョコレートケーキとカクテルを。
スタバでお酒まで出すのかと少し驚きました。
お酒を頼んだら、やたらめったな量のおつまみまでついて来ました。ありがたいというか迷惑というか。笑
Rossopomodoro(ミラノ空港)
最後の最後までイタリアらしいご飯を楽しもうと努力しました。
半ばフードコートみたいな感じで、これから飛行機に乗る人で大繁盛していました。
やっぱりビールを飲みます。ちょっと赤ビールみたいな感じでしょうか。疲れた体には沁みる味です。
太めのカルボナーラをチョイス。これがビールとまた合う。疲れたけど充実したイタリア旅行だったなと思い返すなどしました。
Roadhouse Restaurant(ミラノ空港)
おやおやなぜかご飯の延長線が。搭乗前最後の腹ごしらえにやって来ました。
無事に席を確保。平日の朝という時間のせいか、全然混んでいませんでした。
肉とチーズのサンドと天ぷら?をチョイス。天ぷらがただの野菜スティックだったのは誤算でしたが…肉チーズサンドがそこそこ美味しかったのでよしとしましょう。
まとめ
- ピサの斜塔は一見の価値ありだが、高所恐怖症は要注意
- ミラノのガッレリアはさながらディズニーランド
- 『最後の晩餐』は金を払ってでも見るべき
- ミラノのご当地グルメがうまい
- 世界に数店舗しかないスペシャルなスタバがすごい
- ビールはどこで飲んでもうまい
- イタリア旅行はトラブルが多すぎた
さて本来ならここで終わりとなるのですが、せっかくなのでイタリアで見舞われたトラブルを書いて終わりにしたいと思います。
おまけ:トラブルの数々
イタリア暑すぎる問題
オスロの夏というのは全然暑くなくて、せいぜい25度くらいにしかならないので、全然長袖で過ごすことができました。そんな感じで、暑さに対する考え方がバグっていたので、「日本の夏暑そうでやばそう」という考えでしかなかったのですが…イタリアに着いたら37度越え。あれ?
旅行に行く時は、現地の様子をちゃんと下調べして行きましょうという、ごくごく当たり前の教訓を今さら学ぶ羽目となりました。日々勉強ですね。
地下鉄ストライキ
ローマに着いて、暑いながらもテンション爆上がり。さあコロッセオに移動しようとしていたら…何かよく分からないけど、地下鉄が動いていないらしいということが分かりました。理由はストライキ。いや、いかにも外国らしい。
予定では午前で終了となっていて、実際その通りになったので事なきを得ました。一安心と思っていたわけですが…。
電車遅れまくり問題
地下鉄ストライキが無事に終わってよかったなと思っていたのですが…それ以上の問題が。ローマ〜フィレンツェの電車が全然来ない。何かみんな電光掲示板の前に屯しているなとは思っていたのですが、私の電車だけでなく全ての電車が遅れているんですね。気づいた時は戦慄しました。こんなに適当な国なのかと。笑
よくよく調べてみると、それが当たり前の国なんですね。結果的に、私のフィレンツェ行きの電車は1時間半遅れ、ピサへの電車は1時間遅れ、ミラノへの電車も45分遅れとことごとく遅れることとなったのです。困った困った。*8
突然のフライトキャンセル
極め付けの大事件がこれ。日本から何やら「全世界的なシステム障害」のニュースが入ってきました。具体的には、WindowsのOSアップデートに起因する何某でいろんなシステムがストップ、ひいては飛行機にも遅れが出まくっているとのこと。まあ帰るまでに数日あるしそれまでには直ってるやろうとたかをくくっていたのですが…。
見事に引っかかりました。() そして、綺麗に延泊。ちゃんとその分のホテル代は返ってきたのでよかったのですが、とんだ災難でした。こういうトラブルがあればあるほど、旅行は充実するのかもしれません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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