こんにちは。TsutayaPです。
この度ふらっと新潟に行ってきたので、記事にしていきたいと思います。
今回は、せっかく新潟まで行くなら足を伸ばしてみたいと思っていた佐渡について書いていきたいと思います。
前編は以下からご覧ください。
目次
概要
佐渡は日本海最大の島です。日本地図においてもその存在感は大きく、新潟の上にしっかりと描かれています。
佐渡についての事前知識は、江戸時代から金山として栄えた程度しか知らなかったのですが、やはりこうした島は実際に行ってみて感じるものが多いと思っているので、足を伸ばしてきました。*1
とはいえ、佐渡はかなり大きな島なんですね。沖縄本島に次いで2番目の大きさで、奄美大島や淡路島よりも大きいです。
島のリストを見ていると片っ端から行きたくなってきます。笑
行程
佐渡汽船 カーフェリー
信濃川に面した新潟港からフェリーに乗り込み、佐渡の玄関口ともいえる両津港を目指します。
時間にして2時間30分ほどです。
ちなみに(当たり前ながら)通信環境がほとんどないので、乗船している間に寝ない場合は、暇潰しの準備が必要そうです。
フェリーの中はこんな感じ。かなり立派なエントランスホール?があります。
フェリー内の地図はこちら。
主に3〜5階が乗客の過ごすエリアとなっています。
せっかくなので船内を少し歩き回ってみました。
まずは窓際にある休憩スペース。
机や椅子が用意されており、食事や作業をすることができます。
乗船時間が長いこともあってか、このような簡易的なゲームセンターも用意されています。
食堂ももちろんあります。
船内でしか食べられないレアな?メニューもあります。(私も食べてきました)
多くの方が集う客席です。
最も安い2等だとこのような雑魚寝スペース(ジュータン席)を利用することができます。値段は大人で2,810円です。
仕切りもプライベートもないですが、とりあえず横になることができます。
こちらは2等で利用できるイス席です。
めちゃくちゃいい作りのイスというわけではないですが、2時間30分であれば十分そうです。
こちらは、1等のジュータン席です。値段は3,890円です。
一応個人ごとにスペースがあり、毛布もデフォルトでついてきます。
プライベート空間という感じではないですが、ゆっくり休める感じではありました。*2
佐渡の両津港に着くと、このように謎のキャラクター?がお出迎えしてくれました。
佐渡では以下のような場所を回ってきました。
車で回ってきたのですが、午後から強烈な雨に見舞われたこともあって、上半分だけで断念しました。
佐渡の下側も色々と行ってみたい場所はあったのですが、それはまた今度の機会に取っておこうと思います。
観光地
大野亀
標高167mの一枚岩で、名前からもわかるように亀にそっくりな出立ちです。
目の前にはロッジがありました。
地元食材を利用したメニューが揃っているとのこと。
時間がなかったので寄りませんでしたが、行ってみたかったですね…。笑
本当に海のすぐそばで、絶景が広がっています。
青森の大間に行った時同様、最果ての地に来たような感じがしました。
ちなみに近くには「二ツ亀」というのもあります。
左奥の方に見えるでしょうか。
二匹の亀がいるように見えるのがその名前の由来です。
この後は佐渡金山に向かうべく、海岸沿いの道を走って行ったわけですが、このようなトンネルがいくつもあり冒険しているような感覚になりました。
佐渡金山
今回の佐渡観光のメインといっても過言ではない場所です。
佐渡の北西部にあります。
1601年に発見されて以来、1989年に閉山するまで、長きに渡って日本全体並びに新潟を支えてきた場所です。
その功績の大きさから、今では世界遺産の候補にもなっています。
観光コースは複数あって、「宗太夫坑」(江戸時代)、「道遊坑」(明治時代)、その両方があります。
私は明治時代の方を選びました。所要時間は40分で、料金は大人900円です。
早速見学スタート。
ガイドさんもいないので、マップ片手に自分で歩いて行きます。
早速、ディズニーシーのインディジョーンズのような雰囲気です。*3
なんと坑道でお酒を作っていて、それを売店で買うことができるとのこと。
温度が程よく直射日光を完全に遮ることができることから、お酒を作るにはもってこいの環境のようですね。
片方はトロッコの道です。
これどこかで見たことあるなと思っていたのですが…ネプリーグのトロッコアドベンチャーにそっくりではないでしょうか?笑
というわけで地下道を無事に歩き切りました。
出口も趣があって非常に良いです。
この後は名所である「道遊の割戸」を近くまで見に行くため、坂を少しばかり登っていきます。
麓までやってきました。高任神社というのがあります。
初代佐渡鉱山局長である大島高任にちなんで命名されたとのこと。
そしてこちらが本コースの見所である「道遊の割戸」です。
金山を掘り進めるうちに、山が割れてしまった場所です。
鉱山の歴史を身をもって感じることできました。
少し離れて見てみました。もう少し時期が早ければ紅葉も見頃だったでしょうか。笑
パンフレットの写真にもなっていたりする、いわゆる「映える」スポットです。
この割戸の下部分です。ここではずっと鉱山採掘が続けられていたようです。
一通り見終わり出口に近づくと、まだ紅葉がしっかりしている場所がありました。
こちらはかなり綺麗でした。
ゆくゆく世界遺産に登録されることがあればもっと観光客が増えそうですね。
それまでの方が観光しやすいかもしれません。
佐渡奉行所
佐渡金山の発見によって佐渡は江戸幕府の直轄地となりましたが、その管理元として置かれたのがこの佐渡奉行所です。
2000年になってその一部が復元され、このように観光することができるようになっています。入場料は大人500円です。
建物一つ一つがかなり綺麗に復元されていますね。
こちらがメインの役所で、中を自由に見て回ることができます。
運が良ければガイドさんの生案内を聞くことができるかもしれません。
お偉いさんの部屋と下っ端の部屋や廊下は明確に分けられていたようです。
柱にあるマーク?でどの役職なのかを見分けることができます。
また廊下は二条城のように鶯張になっていました。
こちらでは資料や作業場を展示しています。
金銀を精製する作業場が再現されており、一部その作業を体験することもできるようでした。
資料もかなり詳しく、佐渡の歴史について学ぶことができました。
金山があって成長した佐渡は、それを失った今後どうなっていくのか…分からないですね。
うまく文化や史跡が守られていってほしいなと思います。
北沢浮遊選鉱場跡
採掘された功績から不用物を除く「選鉱」という作業が行われていた工場の跡地です。
かなり大規模な施設だったのですが、短い期間でその役目を終えてしまい、今ではすっかり廃墟と化しています。
その見た目からラピュタのワンシーンを想起する人も多いとのこと。軍艦島にも似たものを感じますね。入場は無料です。
すごくいい雰囲気を保って残されていますね。
骨格がしっかりしている一方、草は生い茂っており、そのギャップに目が奪われてしまいます。
最近ではプロジェクションマッピングなども行われているようです。
うまい利用方法ですね。
ジブリとうまくコラボできればさらに人気が出そうですね…難易度があまりにも高いとは思いますが。笑
グルメ
弁慶 佐渡本店
せっかく新潟、佐渡まで来たのにお寿司を食べずに帰るのはもったいない!ということで来てみました。
佐渡のちょうど中央あたりは市街地になっておりいろんなお店が立ち並んでおり、このお店もその一角にあります。
「弁慶」は新潟に店舗を展開しており、その本店がまさに佐渡にあるという訳です。
食べたお寿司をいくつか写真でお見せします。
まずはのどぐろ。1皿500円という高級品ですが食べないわけにはいきません。
こちらは海老。これも間違いなくうまいです。
おまけのあら汁。
ちょうど寒くなり始めた季節、体にしみる味です。
一人で約3000円という豪遊をしてしまいましたが、かなり美味しかったので、新潟に行った際はおすすめです。
佐渡汽船 カーフェリー船内
新潟と佐渡を結ぶフェリーの中でもご飯を食べてみたいと思っていたので、それを実現してきました。
佐渡名物を作り出すべく、考えられた自信作?だそうです。
船内でもポスターででかでかと宣伝されていました。
出てきたのがこちら。
ご飯は佐渡の形に盛られています。いいですね。
カレーにはイカが入っています。
かなりスパイシーで口にダメージがきますが、美味しかったです。
ちなみにカレーはレトルトとしても販売されています。
ということでスパイシーカレーのお口直しとしてソフトクリームを頂きました。
こちらももちろん、佐渡の牛乳を使ったものです。
まとめ
- 新潟から佐渡まではフェリーで2時間30分
- 船内は充実している、席は1等がおすすめ
- 大野亀は佐渡のほぼ北端にあり絶景
- 佐渡金山はマストの観光地
- ラピュタのような世界観が見られる廃墟跡あり
- 佐渡の寿司はとにかくうまい
いつにも増して雑なまとめになっている気がしますが、こんなところで一旦本編としてはしめておこうかなと思います。
上記観光はほとんど半日で行われたものです。
雨によって動きづらくなり暇になった午後の様子をささっとおまけで書いていきたいと思います。
おまけ
寿司「弁慶」の隣にはモスバーガーもありました。
佐渡にはチェーン店として吉野家・ほっともっと・ミスドなどがあります。
意外にもマクドナルドはないんですね。
というわけで私もモスバーガーで少しばかり時間を潰しました。
最もその後は、自遊空間というネットカフェで大いに暇を持て余していました。笑
佐渡中心の道です。この写真にはほっともっとやウエルシアが映っていますね。
車さえあれば中心部では特に不自由ない暮らしができそうです。
コンビニはローソンがメインです。佐渡には7店舗ほどあります。
コンビニの進出によって離島はだいぶ暮らしやすくなったのかなと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。
興味がある方は以下もぜひご覧ください。