諸行無常日記

京大文学部卒の社会人が書きたいことだけを書いていきます。

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【高1】私が京都大学文学部に合格するまで #1

 

京都人が京都大学を目指した話。

 

はじめに

例年と違いコロナウイルスに踊らされている2020年春。

そんな中でも大学の合格発表は次々と行われ、残すは京都大学東京大学を残すのみです。

Twitterで合格発表を見ているとついつい自分の時のことを思い出してしまいます。

 

うまく行けば私は3月に、4年間学んだ京都大学文学部人文学科を卒業します。

これをきっかけに、私がどういう経緯で京都大学文学部を目指し、辿り着いたのかを振り返ってみたいと思います。

 

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 2018年3月に行われた京都大学卒業式での私の写真。

「なんで、私が京大に!?」

 

www.bun.kyoto-u.ac.jp

 

目次

 

 

通っていた高校

私が通っていたのは、「進学校」でした。よく自虐的に「自称進学校」と言うこともありましたが、冷静に見て毎年京大に数十人の合格者を出しているような高校は十分に「進学校」ですよね…。笑

 

しかしご多聞にもれず、良くも悪くもおせっかいな学校でした。

こんな感じです。

  • 学校の授業をしっかり聞いてついてこれば大学には合格できる
  • 国公立大学に合格するのが生徒の使命
  • 土曜日には定着度テストを実施
  • 長期休みを利用して学習講座を実施
  • 受験は団体戦
  • 2年生10月で受験生宣言

…これ以上書くとただの悪口になりそうですね。笑

 

しかし、間違いなく良かったと言い切れるのは

「自分も頑張れば京大に行けるんだ」

という錯覚を抱かせてくれる点でした。毎年数十人が京大に行くということは、学年の中で30~50位の成績を持っていれば京大を狙えるだけの力があるということを示唆しています。目指すべき目標、ロールモデルが学校のそこら中にいたという環境は間違いなくアドバンテージだと言えるでしょう。

 

通っていた高校については、また機会があれば記事にするかもしれません。笑

それくらい、印象的な学校*1だったのは間違いありません。

 

担任

私の担任になったのは数学の先生でした。よくよく話を聞いてみると2浪して京都大学工学部情報学科に入ったという苦労人。

彼は大学についてとやかく言うことはありませんでした。

しかし自らの体験については丁寧に話し、その上で

「自らで考えて進む道を決めなさい」

というメッセージを何回発信していたのが印象的でした。

 

彼の数学の授業はとにかく分かりやすく、考える力を養ってくれるものでした。1年生の間しか教われなかったのが残念です。

(大分持ち上げましたが、相当な変人でもありました。笑)

 

日々の過ごし方

日ごとの学習時間:ほとんど0。テスト前だけ30分~3時間(定期テスト前で本当にやばい時)。

 

私の学習状況はというと…部活ばかりで勉強は最低限もできていないという状況。

勉強をするのは、テストに落ちて部活に行けなくなるということを避けるためでした。

(それくらい厳しい部活でした。笑)

というのも、およそ隔週で行われていた土曜日のテストが鬼畜難易度だったことがあります。

日によっては、200人ほどが追試に引っ掛かってしまうほど。果たしてこんなテストに意味があるのかは分かりませんが、私に勉強を迫るものとしては十分でした。

 

そして、私は授業で寝るタイプの人間でした。これは未だにあまり改善されていません…。人の話を聞いているとなぜだか眠くなってしまうんですね。そのため、学校での授業における学習はほとんどなかったのです。

 

そんなだらしない私の強みは「暗記の強さ」でした。この頃、私は上記のテストに落ちることはほとんどありませんでしたが、それは短期記憶の強さによるものでした。故に英単語のようなものはまだしも、数学の勉強としては全く意味をなしておらず、これがあとあと足を引っ張ります。

 

志望校

志望校の変遷:京都大学工学部建築学科(情報学科)→ 教育学部 → 総合人間学部

 

みなさんもご存じのように、高校生の模試では志望校の欄に行きたい大学を書きますね。(そりゃそうやろ)

しかし、このことが否が応でも私に大学受験のことを意識させます。

 

余談ですが、この頃の私はあほだったので

「誰でも頑張れば京大に入れる」

「何やかんや自分も京大に行っているだろう」

としか大学受験のことを考えていませんでした。本当にあほですね。

 

加えて致命的だったのは、「大学受験の制度を知らなかった」ということです。

センター試験、二次試験、受験科目、受験日程…何一つ知りませんでした。私がこれらのことを知るのはもう少し後になります…ああ恐ろしい。笑

 

閑話休題。志望校の変遷は上に書いた通りです。

最初はがっつり理系的なものにも興味があったのですが、物理基礎と数学に心を折られてしまい、教師というものに憧れを頂きます。

賢い方ならお気づきかと思うのですが…京大の教育学部は教員養成を主たる目的とはしていないんですよね。私は幸運にもオープンキャンパス*2でそのことを知ります。

そこで改めてパンフレットを見ると、総合人間学部では色んな種類の教員免許を取れるということに気が付きました。ならば、と志望したのです。

 

文理選択

高1のイベントで避けては通れないのがこれです。

私に当てはめて考えてみると

  • 就きたい仕事なし
  • 興味ある学問なし
  • 得意科目:社会 > 英語 > 理科
  • 苦手科目:数学 > 国語

こんな感じでした。

ならば、得意科目にしたがって文系にしよう…と思っていたのですが、ここに立ちはだかるのが親でした。

「あんたは理系の人間や。そうじゃないと家に入れない。よく考えなさい。」

今思うと相当な言われようなのですが、当時の私はこれを聞いて、確かに理系の方が可能性が広がっていいかと思い、理系を選んだのでした。この時点で文学部からはかなり遠のきましたね。笑

可能性を広げるという観点から、理科の選択科目も物理・化学を選択しました。これも自分を苦しめることになるとは思ってもいなかったのです。

 

高1のまとめ

  • 勉強はテスト前しかしない

  • 本気出せば京大には受かると思っていた

  • 総合人間学部に興味を持つ

  • 理系を選択する

 

 

書きながら考えをまとめようとしたのですが、うまくまとまらなかったですね。笑

思ったより長くなりましたがこの辺りで終わりにしたいと思います。

 

次回に続く。

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京都大学文学部に合格するまであと3年。

 

春から京大

*1:ヒントになりますが普通科ではありませんでした。

*2:夏休みの宿題でした。笑